『トイ・ストーリー5』日本版声優・所ジョージ「日常がバズ・ライトイヤーと全く同じ」

第1弾から現在公開中の『トイ・ストーリー5』まで30年にわたってバズ・ライトイヤーの日本版声優を務めてきた所ジョージが、バズの魅力と自身との意外な共通点について語った。
バズの魅力について、所は「おもちゃとして最新鋭の感じを出しているけど、全然最新鋭じゃないんだよ、バズ・ライトイヤーって。1番おもちゃらしいっていうか、昔っからのおもちゃじゃん。羽が出るぐらいで、別にレーザーは本当に出るわけじゃないし、古いスタイルのおもちゃじゃん。なのに、最新鋭っていう感じの装いじゃん? そこが面白いよね」と語る。
そんな所の日常は「バズ・ライトイヤーと全く同じ」なのだという。「最先端のような気持ちでいるのに、ポンコツなの。怪我したり痛かったり。『なんだよ、やらなきゃよかったな』っていう思うようなことばっかり。でもそのやらなきゃよかったってことは、やったから経験できるわけで。みんなが『やらなきゃよかった』って思うのは、すでに成功例の夢を描いてて、失敗すると落ち込むの。でも、何もしない人が、平らに暮らしたって面白くないわけ。だからやってみてうまくいくことを夢見てる間は、頭の中でできてるんだよ。で、うまくいかなかったら、やっぱり『俺は何やってんだこの時間』って思うのが、またこれ面白い。だから、やらないで平穏でいる人よりも、やって失敗する人の方が次にまた違うこと考えられて、これもやってみようっていう気になるから。なんでもやってみる方が僕は面白いと思うね。そこはバズ・ライトイヤーと似てますよね。バズは実際に飛べないのに、飛ぼうとするじゃん」
「わたしは言い訳をして暮らしているの。暮らしって、自分をマイナスにしないために、言い訳で補っていくわけじゃん。その言い訳は嘘なんだけど、嘘ってわかるように言わなきゃダメなの。『お前ごまかしてんな』って、みんながわかるようにしてごまかして暮らしている。本気でごまかすと、自分に罪悪感が生まれちゃうから。だから罪悪感がないように見事にごまかすわけ。俺の狙った通りになってる、みたいなね。それはバズ・ライトイヤーと同じなんだよね」とバズとの共通点を分析した。
『トイ・ストーリー5』には50体のバズ軍団も登場するが、それぞれをどう演じ分けたのだろうか? 所がアフレコ収録中、思わず笑ってしまったというエピソードも伝えられている。
「そう。笑っちゃうの。バズたちは皆、自分はおもちゃだってこと知ってんの? みたいな。しかも、先に封を開けられたバズだけがちょっと成長しててリーダーだっていうのが、おかしくてね。面白いよね。吹替をするのも、冷静に考えたら同じおもちゃなんだから『同じでいいじゃん』と思うんだけどね。結局ね、『トイ・ストーリー』のもつテーマは心だから。人の持ってる心だから、細かいところはみんな気にしないんだよね」と振り返っていた。
映画『トイ・ストーリー5』は公開中


