「豊臣兄弟!」宮崎あおい、勝家は「キュンとさせてくれる存在」 覚悟決めた市に思い

仲野太賀主演の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほかで放送中)で市を演じる宮崎あおい(※崎=たつさき)が、市の夫・柴田勝家に対する思いや勝家を演じる山口馬木也との共演、そして対立関係に転じた豊臣兄弟への思いなどについて語った。
【画像】茶々(井上和)・寧々(浜辺美波)・市(宮崎あおい)ら美女集結!第32回場面写真
宮崎演じる市は、織田信長(小栗旬)の妹。乱世に翻弄され悲劇的な一生を送るが、兄・信長と織田家のため波乱万丈な生涯を毅然として生き抜いた戦国ヒロインのひとり。信長と同盟を結ぶ近江の浅井長政(中島歩)に嫁ぎ、茶々・初・江の三姉妹を生み育てる。信長の死後、柴田勝家と夫婦となる。宮崎にとって大河ドラマへの出演は3作目。主演を務めた「篤姫」以来18年ぶりとなった。
清須会議ののち、天下人を目指す決意を固める秀吉(池松壮亮)に、警戒をあらわにする市。一方、小一郎(仲野)は共に生きる道を模索し、31回(8月16日放送)では市に会いに北庄城を訪れるも、平行線をたどることとなった。豊臣兄弟との関係性の変化について、宮崎はこう語る。
「仲野(太賀)さんや池松(壮亮)さんと、お芝居について細かく話し合うことはほとんどありませんでした。話し合わなくても、自然に豊臣兄弟との関係性を演じられる感覚があったので。第31回で小一郎が市に会いに北庄城へやってくる場面は、もちろん楽しく話ができる状況ではありません。でも、本当に小一郎たちを憎んでいるわけでもない。立場を超えて、1人の人間として小一郎に抱いている友情なのか、それとも別の純粋な感情なのかわからないけれど、そうした思いが自然とこぼれ出る気持ちで演じていたように思います。その中でも、常に自分の中に信長を置いていました。織田家を背負い、信長の思いも背負って生きている市の中には、今も兄が生き続けていると思うので、見てくださる方にその面影を少しでも感じていただけたら嬉しいです」
市の娘・茶々を演じる井上和は、自身が大河ドラマ「篤姫」で主演を務めていたときと同年齢とあって感じ入ることがあったという。
「茶々を演じる井上和さんは21歳で、私も「篤姫」の撮影をしていたときが21歳でした。当時の自分と同じ年齢の井上さんを見ていると、いろいろと感じることがありましたね。茶々たち三姉妹を目の前にすると自然と母の気持ちになりましたし、彼女たちが私を母にしてくれたように思います。井上さんとお話ししての印象は、とても前向きに物事を捉え、何事も楽しみながら向き合える方だということです。そうした姿勢は本当に大切だと私も感じています。これからさまざまなことに挑戦されていくと思いますが、その成長を勝手ながら楽しみにしています」
そして、市に長らく思いを寄せ、夫婦となった柴田勝家については、「少女漫画のヒーローみたいでかっこよくて、本当にキュンとさせてくれる存在」と語る。
「嫁いでからは、これまでのライオンのような勝家さんとはまた違った、市にだけ見せてくれるかわいらしさがあって、改めていとおしい人だなと思いました。きっとそんな勝家さんだからこそ、市も彼と人生を共にする覚悟を心の底から決めることができたのだと思います。山口馬木也さんご自身はすごく優しい方。真面目で一生懸命で、一緒にいてとても楽しかったです。現場には穏やかな時間が流れていて、ひとつひとつのシーンを一緒に積み重ねながら、みんなで作品をつくっている感覚があり、とても幸せな時間でした」
なお、「自身と小一郎の境目がなくなってきている」という主演・仲野には深く共感しているようで、「仲野さんが最後まで走り抜ける姿を見届けたい」と話す宮崎。
「長い期間、一つの役を演じていると、「どう演じようか」「こう見せた方がいいかな」と悩むことがあります。でも、感情の部分で迷うことはだんだんなくなっていくんです。仲野さんも「今はまったくないです」とおっしゃっていました。感情は自然に動いていくし、ご自身と小一郎の境目がなくなってきている、ともお話していて、私もその感覚は本当によくわかります。テレビで見ていても、仲野さんは小一郎そのものですし、池松さんも秀吉そのもの。感情がボロボロとあふれ出る演技は本当にすごいなと思いますし、同時に少しうらやましくも感じます」と仲野、池松に賛辞を送り、「「豊臣兄弟!」では、大河ドラマでしかみられない役者の特別な瞬間が、これからもたくさんあると思います。ぜひ最後まで温かく見守っていただけたらうれしいです」と視聴者に呼び掛けた。



