趣里、『踊る大捜査線』で巡り会えた「愛おしくて大切な存在」役者人生に刻まれた青島俊作との時間

『踊る』新時代を担う熱血刑事が誕生! - 芝田ひばり役の趣里
『踊る』新時代を担う熱血刑事が誕生! - 芝田ひばり役の趣里

 織田裕二が刑事・青島俊作を再演する映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』(9月18日全国公開)で、『踊る大捜査線』シリーズ初参加を果たした俳優・趣里。連続テレビ小説「ブギウギ」や映画『ほかげ』など、その演技力が高く評価されている彼女も、社会現象を巻き起こしてきた『踊る』シリーズの出演に「感動しました」と興奮気味だ。伝説的キャラクターとの共演を果たした趣里が、撮影現場の様子、物語を彩る新キャラクターの魅力について、思いのたけを語った。

【撮り下ろし写真】趣里、『踊る』青島俊作の新たな相棒に!

「これが映画だ」帰ってきた『踊る大捜査線』シリーズ

 完成版を観たばかりだという趣里は、開口一番「すごい作品でした」と前のめりだ。「まず、『踊る』という歴史あるドラマの中に現代の描写が入って、新たな『踊る』ができている感がすごくて。2時間22分、あっという間でした。自分が出ているということとは関係なく、すごくエンターテインメントであり、『これが映画だ』という感じがしました」と一気に語りかける。

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 シリーズ初参加の趣里は、下町の台東署に所属するはねっかえりのじゃじゃ馬刑事・芝田ひばり役。以前からシリーズは観ていたといい、オファーの際は「3回くらい聞き返しました」とその驚きを語っている。ひばりは、誘拐事案や爆破予告、毒性ウイルスでの脅迫や連続銃撃事件など、いくつもの騒動が勃発する中で、青島の熱さと勢いに当初はうさんくさげな目を向けるも、次第にその波に飲み込まれ、影響を受けて変わっていく。

 「ひばりは『ちょっと落ち着きなさい』と思うくらいやる気と勢いがあって、弱みも隠さない人間的なところが魅力です」と演じた役柄を紹介。「撮影が終わった今でも、どうしているかなと考えることがあります。どんどん愛おしくなって、大切な存在になっています。終わった後にそう思えることってなかなかなくて、本当に素敵な現場だったんだなと思います。織田さんや、一緒に初参加だった白洲さん(白洲迅/美浦秋役)とか、皆さんと過ごした時間と空間がすごく楽しかった」と撮影の思い出を語った。

“レジェンド”青島俊作は「空気を変える人」

(C) 2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー

 完成した映画は、全てのシーンが予想を上回っていたという。「最初のシーンの青島さんの走りから、ものすごく惹き込まれました。出演していないシーンですから、どうなっているのか台本でしか知らなかったんです。エキストラの方々もすごくよかったし、スケール感がすばらしいと思いました。その後のシーンへの流れも、非常にスムーズでした」と感嘆。「あのシーンの後にここが来るのか、こうつながるのか、という面白さも味わいました。わ~すごい~っていっぱい笑いながら、『あ、自分も出てた』みたいな」とお茶目に笑う。

 『踊る』シリーズ恒例の、小物や装飾のパワーアップについても「いろいろありすぎて、どこにフォーカスしていいかわからないです」とはしゃぐ。「お馴染みのカップラーメンも進化しています。台東署にお相撲さんがいたり、太鼓が置いてあったりして、下町感がすごいのも、美浦の麻布中央署のスタイリッシュな感じとの違いが面白かったです。円卓会議は痺れました!」と感想を漏らした。

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(C) 2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー

 青島俊作という稀代の名キャラクターについては「空気を変える人」と表現。「人間味があって、その生き方で意図せずに周囲をいい方向に持っていく人ですよね。顔を合わせていると、自分が撮影現場にいて感じた織田さんにも当てはまります。織田さんは太陽みたいな方で、チャーミングでユーモアがあります。わたしは、人生はユーモアを忘れてはいけないと思っているのですが、織田さんはそれを持っていらっしゃる。増してや、レジェンドなのにそう見せないすごさが、本当に素晴らしいと思いました」

 また、あえて1つだけ好きなシーンを挙げてもらうと、「難しいです……」と悩みながらも「勇気くん(増田貴久/真下勇気役)と青島さんの関係性にグッときました」と明かした。勇気は、連続ドラマからのレギュラーキャラクターである真下正義(ユースケ・サンタマリア)と雪乃(水野美紀)の息子であり、劇場版4作目『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で、青島が刑事・久瀬智則(香取慎吾)から救出した少年の成長した姿だ。「増田さんとはあまり一緒のシーンはなかったのですが、完成版を観たらやりきっていらして、すごいと思いました。『踊る』の歴史を感じる難しい役で、さらにそこに新しいものが重なっていました」

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役者人生の中でも大きな作品

 趣里はまた「今までの『踊る』を知っている方も知らない方も、みんなが楽しめるような作品になっていると思いました。もちろん、知っていれば知っているほど面白いし、感動するし、感情が動きますが、でも初めて観る方でも『踊る』に興味を持っていただけると思います」とアピールする。「過去の作品を観たいと思う内容です。そういう気持ちって、日本の映画界、ドラマ界の歴史に残ることだと思っていて。今までの歴史と現代の融合が、すごくナチュラルでした」

 そして「最初は尋常じゃないプレッシャーでした」とポロリ。「打破するために友人たちがかつてないくらい喜んでくれて、『観るね!』と言ってくれて。ありがたかったです」と嬉しそうに語り、「『絶対後悔しないから観て』とお勧めしたいです」と断言した。「エンドロール、『Love Somebody(CINEMA Version)』が流れる中で、自分の名前が出て『踊る』に参加したんだって実感して、感動しました。役者人生の中でもすごく大きな作品になりました」(取材・文:早川あゆみ、写真:高野広美)

映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』は9月18日(金)全国公開

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