浜田雅功、16年ぶりドラマ現場での真摯な素顔 磯山Pら感謝「セリフも完璧に覚えてこられる」

役所広司が“承認欲求の塊”になる大物俳優をコミカルに演じるNetflixシリーズ「俺のこと、なんか言ってた?」。本作で、16年ぶりにドラマ出演を果たした浜田雅功のオファーと撮影時の様子を、宮藤官九郎(脚本)、 磯山晶(企画・プロデュース)、Netflixの岡野真紀子(エグゼクティブ・プロデューサー)がオフィシャルの鼎談で明かしている。
【画像】浜田雅功、16年ぶりドラマで全力投球!フォトギャラリー
「俺のこと、なんか言ってた?」は、ロンドンの舞台公演を成功させた日本の大物俳優・高瀬川玄(役所)が、パンデミックが明けて2年ぶりに帰国すると、世間からも家族からも完全に忘れられてしまっていたことから始まるヒューマンコメディ。浜田は、劇中ドラマ「サウナ検事・整誠一」の主演にして、高瀬川と因縁のある大物俳優・壬生大也役で出演する。
役所のライバル役という意表をついた浜田のキャスティングは、Netflixからの「驚くようなキャストを連れてきてください」という要請がきっかけだったという磯山P。「自分のドラマ歴を振りかえって、誰だったらいちばん驚くだろうって考えたんです。それで浜田さんのお名前を出したら、Netflixさんが『できるの?』って驚いてくださって(笑)」と経緯を明かす。
実際に磯山Pが浜田にオファーすると「マネージャーさんがびっくりするくらい即決だった」という。「普段はバラエティの企画でも、わりとじっくり考える方らしいですけど、ちょっと面白そうだなと思っていただけたんじゃないかと思います」
文字通りの大物のキャスティングに、初めて作品でタッグを組んだ宮藤もドキドキ。最初に対面する機会が設けられた際には、壬生大也の“シークレットブーツ”の話題になったといい「『ちゃんと履いてることがわかったほうがいいんじゃない?』と言われて、『あ、確かにそうですね』って、それで話が終わって(笑)。シークレットブーツを履くなら、ちゃんと笑いにしたほうがいいということを教わった日でした。ものすごく緊張しました」と振り返る。
撮影現場で、浜田の真摯な姿勢が印象に残ったようで「クランクアップのとき、ご自分の出番が終わっていたのに、役所さんが終わるまで待っていてくださったんです。胸アツでしたね」という磯山P。岡野によると「役所さんも、お会いするまでは怖い人だと思っていたとおっしゃってました。でも芝居で頭を叩かれて、『すんまへん』って謝られたときに、すごく好感が持てたって(笑)」と、役所も感心していた様子。
撮影前の準備にもぬかりがなかったといい、磯山Pは「実際、現場で浜田さんが役所さんの頭を叩くところを見て、ドキドキしましたけど(笑)。しかも台本にはなにも書いてないところで、叩いていらっしゃったから。でも煙草の煙を役所さんに吹きかける場面も、すごく気にされていたので、繊細な方なんだと思います。セリフも完璧に覚えてこられるんですよね」と真摯な姿勢を明かしている。
また本作では、高瀬川が働くことになるサウナ「白樺」の面々を演じたチヂミ役の坂井真紀、岡本役の賀来賢人、ベテランの助監督・川島役の松山ケンイチなど人気俳優が共演。
宮藤は「賀来くんも坂井さんも、めちゃめちゃ難しかったはずなんです。面白くなりすぎると、高瀬川が救われた感じになって、いちばん下まで落ちたことにならない。そこを絶妙なバランスでやっていただけた気がします。坂井さんも、韓国人かと思ったら岩手出身で、ハングルがめちゃくちゃ喋れるっていう設定で、なかなかない役ですよね(笑)」とその実力を絶賛。
また、川島役の松山についても「松山くんがやったから、役が膨らみましたよね。本当は監督をやりたかったのに、助監督としてあまりに有能すぎるから助監督として現場を回しているうちに、そのまま年を取ってしまったという感じがストレートに出たと思います」と感謝し、岡野も「『こういう人、実際に現場にいるよな』というディテールがすごくリアルで、感銘を受けました」とその実力を絶賛している。(※俳優としての浜田雅功の「浜」は、さんずいに眉・八・貝の異字体が正式表記)(編集部・入倉功一)
Netflixシリーズ「俺のこと、なんか言ってた?」はNetflix独占配信中



