武井壮、来年大河「逆賊の幕臣」でジョン万次郎役 追加キャスト6名発表

松坂桃李主演による2027年放送のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」(1月10日スタート、NHK総合午後8:00~8:45ほか)の追加キャスト6名が6日に発表され、タレントの武井壮が中浜万次郎(ジョン万次郎)を演じることが明らかになった。武井にとって大河ドラマへの出演は「花燃ゆ」(2015)、「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(2019)以来3作目、8年ぶり。武井のほか渡辺いっけい、佐野史郎、吹越満、山時聡真、古田新太の出演が発表された。
大河ドラマ第66作目となる本作は、“勝海舟のライバル”と言われ、日本初の遣米使節として新時代の文明を体感した幕臣・小栗上野介忠順(松坂)を主人公にしたストーリー。脚本を、連続テレビ小説「おかえりモネ」やドラマ「きのう何食べた?」などの安達奈緒子が務める。キャストはこれまで松坂のほか勝海舟役の大沢たかお、忠順の妻・みち役の上白石萌音、忠順の父・忠高役の北村有起哉、忠順の母・くに役の鈴木京香、井伊直弼役の岡部たかし、安積艮斎役の中村雅俊らの出演が発表されている。
新たに発表されたのは、松坂演じる主人公・小栗忠順とともに働く幕臣をはじめ、幕府を支える人々。武井演じる中浜万次郎(なかはま・まんじろう)は、2028年の大河ドラマ「ジョン万」の主人公ともなった人物。土佐国中ノ浜の漁師の次男。数え15歳の頃、漁師4名と遠洋漁へ出るが漂流。アメリカの捕鯨船に救われてハワイにたどり着くも、船長に見込まれた万次郎だけ東海岸で教育を受けた。3年ほど捕鯨船で航海した末、ゴールドラッシュに沸くサンフランシスコで金を採掘。帰国資金を得て、11年ぶりに故郷に戻った。対外問題に悩む幕府は、海外事情に精通した万次郎を幕臣に取り立てる。遣米使節派遣時は随行船・咸臨(かんりん)丸の通訳として再び渡米。艦長の勝海舟が船酔いに苦しむなか、航海術と英語力で命懸けの船旅を支える。
武井は出演にあたり「『逆賊の幕臣』で三度目の大河ドラマ出演の機会を頂き、関係する全ての皆様に感謝いたします。人生でいつか幕末を生きられたら、と思っていたので、今回ジョン万次郎を演じる機会に恵まれた事を嬉しく思います。中浜万次郎は貧しい暮らしから、漁師になるも船が難破し、無人島でアメリカの捕鯨船に拾われたことでアメリカに渡り、英語や米国の文化を身に付け、日本に戻り、幕末の志士を支える役職にまで上り詰める偉人ですが、その生き方に自らと共通した何かを感じています。全力で万次郎として生き、日本を切り拓く一歩を踏み出したいと思います」と意気込みを語っている。
渡辺いっけいは大久保忠寛(おおくぼ・ただひろ)役、佐野史郎は林復斎(はやし・ふくさい)役、吹越満は宇津木景福(うつぎ・かげよし)役、山時聡真は福沢諭吉(ふくざわ・ゆきち)役、古田新太は村垣範正(むらがき・のりまさ)役。
制作統括・勝田夏子はキャスト発表に以下のようにコメントを寄せた。
「「大政奉還」といえば龍馬ら土佐、「大久保」といえば薩摩の利通……と思いきや、究極の「じゃない方」が、幕臣・大久保忠寛です。大沢たかおさん演じる勝海舟の恩人にして盟友。渡辺いっけいさんの懐深い演技にご期待下さい。「大学頭(だいがくのかみ)」林復斎は、言わば東大総長や文科相。幕府を代表する知識人が歴史から学び、決して「やられっぱなし」では終わらなかったペリーとの交渉ドキュメントを、佐野史郎さんが知性あふれるお芝居で表現して下さいます。岡部たかしさん演じる大老・井伊直弼の側近・宇津木景福は、岡部さんと旧知の間柄の吹越満さん。人間・井伊の微妙な揺らぎを受け止める寡黙な腹心です。ちょっとミステリアスで渋さ全開の魅力をお楽しみに。後の偉大な啓蒙(けいもう)家にして教育者・福沢諭吉を演じるのは、映画賞受賞など近年活躍の目覚ましい若き演技派、山時聡真さん。「偉人」が「偉人」になる前、英語を勉強したてで苦戦する日々を新鮮かつビビッドに演じられます。2028年の大河ドラマの主人公でもある「ジョン万」こと中浜万次郎を演じるのは武井壮さん。ご自身もジャンルや国境を越えて活躍されており、この人なら嵐が来ても大丈夫と思える圧倒的説得力で演じて下さいます。小栗とともに遣米使節や外国奉行として活躍する村垣範正には古田新太さん。御庭番という隠密の家系にふさわしく、いざというとき頼りになる清濁あわせ飲んだ余裕と迫力を、軽やかさをもって表現して下さいます。歴史上の有名人から無名の人まで多彩な顔触れですが、幕府の仲間たちとしてはまだまだほんの一部です。「こんな人がいたんだ」という発見に満ちた「逆賊の幕臣」、引き続きご期待頂けたら幸いです」



