ジョニーの奇人変人キャラ好きのきっかけになった(?)ともいえる作品が1991年に日本で公開された『シザー・ハンズ』。
手がでっかいハサミになっている人造人間のエドワードと、人間の女の子の切ないラブストーリー。そして、ジョニーが演じているのは主人公であるエドワード・シザーハンズ。こちらのジョニー、ほとんど原形をとどめていません。顔わかりません。むしろパッと見はかなり気持ち悪いんです。それなのに映画のストーリーが進むにつれて、なぜか胸がキュンとなってしまう……つまり元祖ジョニーマジックが誕生したのです!
映画が終わるとすっかりエドワードが大好きになってしまうのは、このころから彼の演技力がそれだけ卓越していたことの証明ですね。この作品をきっかけに共演のウィノナ・ライダーとのロマンスが生まれ、映画も大ヒット。ジョニーは一躍スターの座へと踊り出たのでした。 |
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変人キャラに目覚めちゃったかも……。
Twentieth Century Fox/Photofest/MediaVast
Japan |
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ジョニー・デップの役者ヒストリーで伝説として語りつがれているのが、『ラスベガスをやっつけろ!』のラウル・デューク役。
ジョニーの親友でもある巨匠テリー・ギリアムが作った歴史に残るドラッグムービーとしてアメリカでは原作の本とともにカルト的な人気を誇っている幻の一作です。酒とドラッグに溺れまくる2人の男のラスベガストリップを描いた本作でのデップは“ショッキング”の一言。
始めは、帽子をかぶってるんです。だからよく分からないんですけどね、その帽子を取ると突如出現するのが“波平”ヘア。見事なバーコードの登場です。あまりの衝撃にアメリカの映画館では思わず泣き出す女子も続出(?)したというこの「波平」デップ。最初から最後まで、演技よりもその頭に視線がいってしまうこと間違いなしです。ちなみに、共演のベニシオ・デル・トロもえらいことになってます。
『ラスベガスをやっつけろ!』いまだ未体験の女子の皆さまは覚悟の上ご鑑賞ください!
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ハゲてて悪りぃーか!
Universal Pictures/Photofest/MediaVast Japan |
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「ハリウッド史上最低の映画監督」といわれた男、エドワード・D・ウッド・ジュニア、通称エド・ウッドの半伝記映画『エド・ウッド』で、エキセントリックな女装姿を披露したジョニー・デップ。
ジョニーの女装姿というとこの映画が真っ先に上げられますが、実はジョニー、カメオ出演したとある作品でものすごい女装姿を披露しております。その映画というのはキューバの亡命作家レイナルド・アレナスを描いた『夜になるまえに』。本作でジョニーは、1人2役に挑戦し、しかもその一方が……! 眼を点にしてくださいね。監督は、『バスキア』で映画界にバスキア旋風を巻き起こしたジュリアン・シュナーベル。主演のハビエル・パルデムは、本作でアカデミー主演男優賞にノミネートされたほどの熱演を見せています。
ジョニーは演技の才能だけではなく「いい作品」を見抜くセンスも抜群。常にアンテナを張りめぐらせて、素晴らしい作品を見つけるとインディーズであろうがメジャーであろうが出演する彼の情熱も、多くの俳優からリスペクトされている秘密かもしれません。 |
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『夜になるまえに』のジョニデ。エグイッ。
Photofest/MediaVast Japan |
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4月8日から公開される『リバティーン』では、中世に実在した放蕩の詩人ジョン・ウィルモットにふんしたジョニー。
冒頭の3行から気に入った、一生で一度しかめぐりあえない作品と、即座に出演を決めたジョニーの作品にかける熱意はハンパではなかったよう……。映画の最初のシーンで、女性といちゃいちゃしていた馬車から降りたったジョンが、ひそかに指の匂いをかぐシーンはまさにディープ・インパクト!
あまりのエロチックなジョニーに思わずのけぞります。クラッときます。しかも今回はハゲでも女装でも人造人間でもない“そのまんま”ジョニー。はっとするほど美しいジョニーのセクシーな魅力をたっぷり堪能できます!
近寄ったら、傷つくことがわかるナイフのように尖ったジョン・ウィルモットという伝説の男。生身の自分で演じる究極の変人キャラは、さまざまな役に挑戦してきたジョニーの集大成かもしれません! “アブナイ”ジョニーに会いたい方は、4月8日劇場へGOです!
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お姉ちゃん、近づいたらケガするぜぃ。
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