ブルース・ウィリスの30年前にタイムスリップ!?『LOOPER/ルーパー』にたどり着くまでの不死身のスター・ヒストリー
![ブルース・ウィリスの30年前にタイムスリップ!?『LOOPER/ルーパー』にたどり着くまでの不死身のスター・ヒストリー](https://img.cinematoday.jp/item/v1372902697/640x/A0003713_bg1.jpg)
タイムマシンで未来から送り込まれた者の命を奪う暗殺者=ルーパーが、30年後の自分と対峙(たいじ)したことで世界の命運を握る戦いに身を投じるSFアクション『LOOPER/ルーパー』。その「未来の自分」を巧みに演じ切り、体を張った見せ場を繰り出しているのがブルース・ウィリスだ。役柄同様にタフで貫禄たっぷりな実力派スターである彼の30年前にタイムトラベルし、華麗なる軌跡を振り返ろう!
![1980年代~不死身の刑事役でブレイクし、アクションヒーローの代名詞に](https://img.cinematoday.jp/item/v1372154397/640x/A0003713_h1.png)
![『ダイ・ハード』](https://img.cinematoday.jp/item/v1372065516/640x/A0003713_1.png)
彼の名を世界にとどろかせたのが、テロ集団による高層ビル占拠の現場にたまたま居合わせてしまった刑事を演じた『ダイ・ハード』(1988)。口をつくのは運の悪さを呪うグチばかりだが、ベテラン刑事としての経験や直感を総動員して戦いに臨む姿は痛快。マッチョ系スターが暴れまわる従来のアクション映画には見られなかった人間くさいヒーロー像を構築した。
![1980年代](https://img.cinematoday.jp/item/v1372135622/640x/A0003713_a.png)
![1990年代~親近感が湧くルックス&演技でヒット作を連発](https://img.cinematoday.jp/item/v1372154397/640x/A0003713_h2.png)
![『シックス・センス』](https://img.cinematoday.jp/item/v1372065516/640x/A0003713_2.png)
地球に向かう小惑星破壊に挑む石油採掘員を快演した『アルマゲドン』(1998)を筆頭に、ヒット作に連続主演。一方、『シックス・センス』(1999)で超常現象におびえる少年を癒やし、自身も苦い過去から解放される精神科医の内面を繊細に体現するなど、演技派の評価も確かなものに。美形すぎず親しみやすい風貌を武器に、演技もできればヒットも飛ばす稀有(けう)なスターとなった。
![1990年代](https://img.cinematoday.jp/item/v1372135622/640x/A0003713_a.png)
![2000年代~キッズにも大人気! 変幻自在のカメレオンぶりで鉄板スターに](https://img.cinematoday.jp/item/v1372154397/640x/A0003713_h3.png)
![『シン・シティ』](https://img.cinematoday.jp/item/v1372065516/640x/A0003713_3.png)
額にあるバツ印の傷をギラつかせて猟奇殺人犯を追う『シン・シティ』(2005)の刑事、生物兵器の影響であり得ない変身を遂げる『プラネット・テラー in グラインドハウス』(2007)の軍人など、スターの座にあぐらをかくことなくブッ飛んだ役柄やカメオ出演にも次々と挑戦。さらに、CGアニメ『森のリトル・ギャング』(2006)では声優も務め、ファミリー層からの支持を得ることに。
![2000年代](https://img.cinematoday.jp/item/v1372135622/640x/A0003713_b.png)
![2010年代~若手に負けない身体能力と熟練を極めた名演でばく進!『LOOPER/ルーパー』誕生](https://img.cinematoday.jp/item/v1372154397/640x/A0003713_h4.png)
![『LOOPER/ルーパー』](https://img.cinematoday.jp/item/v1372065516/640x/A0003713_4.png)
素手の肉弾戦をはじめ、
余裕のスタミナ&ガッツを披露
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2012)ではロシア遠征までして大暴れを繰り広げ、今年で58歳のアラウンド還暦だとはみじんも感じさせないスタミナとガッツを見せつけてくれたウィリス。『LOOPER/ルーパー』(2012)でも、素手で数人を瞬時にブチのめす肉弾ファイトを余裕で披露。さらにはピストルにショットガンとあらゆる銃器をブッ放した果てに、二丁マシンガンで敵陣突破までをもキメてしまうなど、アクションのキレはますますさえたものに!
![『LOOPER/ルーパー』](https://img.cinematoday.jp/item/v1372065516/640x/A0003713_5.png)
30年前の自分に説教する姿に
大物スターの貫禄がキラリ
『RED/レッド』(2010)『エクスペンダブルズ』(2010)など多くのスターとの共演も目立つが、本作では若手実力派の急先鋒(せんぽう)である『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットとの顔合わせ。彼が演じる血気盛んで粋がる30年前の自分に説教する姿には、思わず現在のウィリスの貫禄をそのまま重ねてしまう。また、自身のいた絶望の未来を変えるため、ある行動に走らねばならぬ苦渋もリアルに浮き上がらせ、物語に深みと重みを与えている。
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『LOOPER/ルーパー』Blu-ray&DVD 7月10日(水)発売
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