『ファンタスティック・ビースト』と『ハリー・ポッター』のココが同じで、ココが違う!

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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』より - (C) 2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

 本年11月23日の日本公開が今から楽しみなヒット作『ファンタスティック・ビースト』シリーズの続編『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。この『ファンタスティック・ビースト』シリーズと『ハリー・ポッター』シリーズを徹底比較。知っておくとより楽しい共通点、異なるポイントをチェック! 『ファンタビ』ならではの魅力に迫る!(文・平沢薫)

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世界観は『ハリポタ』と同じだからおなじみのアイテムが楽しい

同じ世界の出来事

 大前提として、『ハリポタ』と『ファンタビ』は同じ世界の出来事。『ファンタビ』の主人公ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、『ハリポタ』のハリーたちが通うホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」を書いた人物。

 『ハリポタ』のホグワーツの校長ダンブルドアは、『ファンタビ』ではまだ校長ではなく若き教師で、前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』ではセリフで語られただけだが、続編『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に登場する。ダンブルドアの元親友、闇の魔法使いグリンデルバルドも活動している。時代は『ハリポタ』より前だが、世界は同じなのだ。

ダンブルドア
『ハリポタ』でのホグワーツ校長ダンブルドア(左) - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

原作者が同じ

 そもそも原作者が同じ。『ファンタビ』シリーズはストーリーも脚本も、『ハリポタ』の原作者J・K・ローリングが担当。『ハリポタ』はローリングが書いた原作小説の映画化で、脚本家は別人だったが、『ファンタビ』は原作者が直接脚本を書いている。同じ世界になるのも当たり前。

J・K・ローリング
『ハリポタ』も『ファンタビ』も共にJ・K・ローリングが原作 - Eamonn McCormack / WireImage / Getty Images
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監督も同じ

 さらに、監督が『ハリポタ』シリーズの後半、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』までを手掛けたデヴィッド・イェーツ。だから、映像のタッチ、雰囲気も『ハリポタ』直系なのだ。

デヴィッド・イェーツ
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』などと同じく『ファンタビ』もデヴィッド・イェーツが監督 - Fotos International / Getty Images

呪文も同じ

 同じ世界の出来事なので、呪文も同じ。前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でも、おなじみの呪文「オブリビエイト(忘れよ)」が何度も出てくる。銀行の金庫の扉を開けるときは「アロホモーラ(開け)」だし、暗い場所では「ルーモス(光よ)」と、『ハリポタ』でおなじみの呪文が続々出てきて、そのたびにニヤリとさせられる。

呪文も同じ
『ハリポタ』と『ファンタビ』は呪文も同じだ!- Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

魔法生物、奇妙な種族も同じ

 奇妙な種族も共通だ。魔法省や酒場では屋敷しもべたちが働いているし、犯罪社会の裏情報はゴブリンに尋ねる。魔法動物も、光るものが大好きなモグラのような“ニフラー”は小説「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」や「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」に、植物のような“ボウトラックル”は小説「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」に登場していたりする。原作で知っていたあの生物が、目の前で動く姿が観られるのも楽しい。

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でもココが違う!時代、場所、出身寮が別!

時代が別

 まず、時代が別。『ハリポタ』は現代が舞台だったが、前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は1926年の出来事。『ハリポタ』の物語より前の出来事が描かれるのが楽しみなところ。

 特に『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で注目なのは、ダンブルドアとグリンデルバルドのドラマ。2人が若かった頃の出来事は、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』でもごくわずかだけ描かれたが、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ではその後にどんなドラマがあったのかが描かれるはず。ダンブルドアをジュード・ロウ、グリンデルバルドをジョニー・デップが演じるので、2人の対決シーンは期待大。『ファンタビ』はシリーズ全5作だと発表されているので、2人の対決が何度も楽しめるかも?

ジュード・ロウ
『黒い魔法使いの誕生』でダンブルドアを演じるジュード・ロウ(右) - (C) 2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

ドラマの舞台が別

 次に、ドラマの舞台が『ハリポタ』とは別。『ハリポタ』はイギリスだったが、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』はアメリカ・ニューヨーク、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』はフランス・パリが舞台。他の国の魔法世界がどうなっているのかを、観られるのも楽しみなところ。

 また、主人公ニュートが魔法動物の研究家なので、いろんな種類の魔法生物が登場するのも、このシリーズのお約束。きっと毎回、新しい魔法生物が活躍してくれるだろう。

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ホグワーツのハッフルパフ寮出身

 そして、『ファンタビ』の魅力の1つは、主人公がホグワーツのハッフルパフ寮出身だということにある。ちなみに、ハリーはグリフィンドール寮。主人公のタイプが違うから、ドラマの雰囲気もちょっと違うのだ。

 そこでちょっと、2人の寮を比較してみよう。ホグワーツ入学時には、“組分け帽子”が生徒を性質に合わせて4つの寮に振り分ける。『ハリポタ』のハリー、ロン、ハーマイオニーの寮はグリフィンドール。勇気、騎士道精神、決断力を尊ぶ寮で、象徴動物はライオン。

ハリー、ロン、ハーマイオニー
ハリーたちはグリフィンドール寮出身だ! - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 そして『ファンタビ』の主人公ニュートの寮は、ハッフルパフ。忠誠心、忍耐力、勤勉さを尊び、象徴動物はアナグマ。『ハリポタ』では三大魔法学校対抗試合に出場したセドリック・ディゴリーや、ルーピン先生と結婚した魔法使いニンファドーラ・トンクスがこの寮だった。

 ちなみにあと2つの寮は、野心と狡猾(こうかつ)さを尊び象徴動物がヘビのスリザリンと、知性と知識、知恵を尊び象徴動物がワシのレイブンクローだ。

 そこで所属寮を意識してストーリーを見直すと、『ハリポタ』はハリーがグリフィンドール的な勇気と決断力で、謎を解き悪と対決する話。しかし『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、ニュートが悪と戦うというよりも、彼が見知らぬ土地でハッフルパフ的な忠誠心と忍耐力を発揮して、そこで出会った人々と友人になる物語だった。

 映画のラストのほっこりした感じも、ハッフルパフっぽい。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の人間界のほっこりさん代表ジェイコブ(ダン・フォグラー)は、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の予告編に登場、またニュートと一緒に冒険することが判明している。

ジェイコブ
『ファンタビ』第1弾に続き、第2弾も普通の人間(ノー・マジ)ジェイコブ(左)が登場 - (C) 2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

 『ファンタビ』は『ハリポタ』世界の魅力を備えつつ、『ハリポタ』とはちょっと違う魅力も詰まっているのだ。

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