「ウォーキング・デッド」マギー・リーの魅力~愛することで強くなっていく愛の人

ウォーキング・デッドの魅力

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「ウォーキング・デッド」シーズン9の放送開始の前に、主な登場人物たちの魅力をもう一度、振り返っておこう。 第3回目は、シーズン9をもって去ってしまうとも言われているマギー・リー(ローレン・コーハン愛することで強くなっていく愛の人、マギーは名リーダーとしての資質も持っている。このシリーズでは、女性たちもみな強くて賢い。そうでなければ生き延びられない世界なのだ。(平沢薫)

※ご注意※ なおこのコンテンツは「ウォーキング・デッド」シーズン8までをがっつり観た人向けですので、未見の場合は衝撃のネタバレが含まれることがあります! ご注意ください。

ウォーキング・デッドの魅力 連載第3回 マギー・リー

昔はちょっとワルだった

マギー・リー
常に前向きで倫理に反するような行動はしないマギー!AMC / Photofest / ゲッティ イメージズ

 マギーは、全編を通してゆっくり変化していくキャラクター。最初から強くて前向きな性格だが、それが父の死や、妊娠、そして愛するグレンの死を経て、さらに強靭になっていく。そして、ヒルトップの住民たちを守るために、リーダーとしての資質を発揮するようになる。戦闘能力も高く、物資調達や戦いにも率先して参加する。そして、倫理に反するような行動はしない。安心して見ていることができるキャラクターだ。

 もともとは、父ハーシェルが経営する農場の長女。異母妹のベスと仲がいい。若い頃にはちょっとワルだったことは、グレンにも告白ずみ。14歳で母が死んだ悲しみから、再婚した父にやつあたりして、喫煙や万引きをしたと語っている。別の時には、高校時代に自動車をぶつけて、ボーイフレンドの車を潰したとも言っている。

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グレゴリーを殴る姿に思わず拍手!

マギー・リー
決して弱音を吐かない!AMC / Photofest / ゲッティ イメージズ

 そんな彼女はまず、グレンを愛するようになって強くなる。2人でガバナー(総督)に捕まった時も、マギーは一度も弱音を吐かない。ガバナーにグレンの腕を切断すると脅かされた時には、命令に従うが、そうしながらも「地獄に落ちろ」と彼を罵倒する。彼女の精神的な強さは、妊娠についての考え方でも明らかだ。グレンは妊娠を避けたいと考えるが、マギーは妊娠を望み、「生きることを恐れたくない」と言い放つのだ。

 そして、妊娠、グレンの死という体験を経て、彼女はどんどん強くなっていく。その強さを印象づけたのが、彼女がヒルトップのリーダー、グレゴリーをいきなり殴るシーン。マギーはそれまで他人に暴力を振るったことはないが、グレゴリーがマギーたちを裏切ろうとし、さらにニーガンたちの行為を認める発言をすると、無言で拳を握って彼を殴る。そして、それまで彼女を"ハニー"や間違って"マーシャ"と呼んでいたグレゴリーに「これから一緒に暮らすんだから、名前で呼んで。私はマギー・リーよ」と宣言するのだ。そのかっこよさ。思わず拍手喝采の名シーンだ。

 そのグレゴリーがあまりに役に立たないために、マギーは集団のリーダーとしての能力を発揮するようになる。おそらくマギーは、以前からリーダーとしての資質を持っていたが、これまではリックがリーダーの役目を果たしていたので、それを発揮する必要がなかったのだろう。

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やがて名リーダーになるが、弱点も?

マギー・リー
戦闘力は高い!AMC / Photofest / ゲッティ イメージズ

 リーダーとなってからのマギーの活躍は目覚ましい。捕らえられたニーガンの部下たちを処刑せず、彼らを捕虜にして、味方にしていく。正体不明の女性たちが"知識"と"レコード"の交換を提案してきた時は、保身よりも未知の可能性に賭けて、風車の技術を手に入れる。何よりも集団の未来を優先して考える、理想的なリーダーになっていくのだ。

 このように、これまでマギーは間違ったことをしないキャラクターだったが、しかし、シーズン8の最後に、大きな変化が。グレンの仇ニーガンの処置を巡って、初めてリックと対立するのだ。マギーのこの行動も、彼女のグレンへの愛ゆえなのかも。他に欠点が見当たらないマギーの、唯一の弱点がグレンへの愛だとは、なんというドラマ設定の巧さ。このシリーズの魅力を改めて痛感せずにはいられない。

 このマギーとリックの対立関係は、きっとシーズン9で波紋を呼ぶだろう。今後の彼女の行動は要注目なのだ。

マギー・リー
何度も愛する人を失う体験をするマギー!AMC / Photofest / ゲッティ イメージズ

原作コミックでのマギー

 基本的には同じだが、大きな違いが二つある。まず、コミック版のマギーは途中で精神的に不安定になる。原作では父と兄、姉、弟がいるが、彼らが次々に死んで絶望し、一度、自殺を図るのだ。TV版でマギーの妹ベス(原作にはいない)がリストカットをするのは、これを踏まえているのかも。その後、孤児ソフィアをグレンと一緒に育てることで生きることに前向きになっていく。そして、妊娠やグレンの死を経て次第に強くなっていくのはTV版と同じ。

 もうひとつは、宿敵ニーガンの処置についての考え方。原作でも、まず彼を殺すことを主張するが、リックが「ニーガンを生かす。俺たちのほうが、奴よりマシな人間だから」と言うと、マギーは「どうかしらね」と言いながらも「グレンはその考えを気に入ると思うわ」と認めるのだ。

 また、小さな違いはヘアスタイル。コミックでは最初はセミロングで、刑務所内の理髪店でTV版よりかなり短いショートヘアになり、その後もずっと髪が短い。

【この人にも注目 ドワイト 】

ドワイト
ドワイトを演じるオースティン・アメリオ AMC / Photofest / ゲッティ イメージズ

 マギーは愛する夫グレンのために強くなっていくが、愛する妻のために過酷で悲痛な生き方を選ぶのがドワイト。ニーガンの部下で、顔に大火傷の跡がある男だ。彼は最初はダリルに助けられて逆に彼を襲う卑劣漢として登場するが、実は悲劇の人。ニーガンに妻を奪われ、逃亡しようとして顔を焼かれ、その後はニーガンの忠実な部下を装っているが、心に秘めた悲願は彼を倒すこと。リックの計画を知り、内通者となって協力する。

原作コミックでのドワイト

 設定は同じだが外見は違い、原作では短髪で筋肉質。ニーガン失脚後、TVでは妻を探す一人旅に出るが、原作では"聖域"の生存者たちとともに新たな共同体作りを目指す。

次回はニーガン! お楽しみに!

【ウォーキング・デッドキャラの魅力解剖連載予定】

vol.0 「ウォーキング・デッド」シーズン9を前に魅力を再確認!

vol.1  グレン・リー の魅力~人間の善を信じる男

vol.2  ダリル・ディクソンの魅力~無口な一匹狼なのに優しい

vol.3  マギー・グリーン

vol.4  ニーガン

vol.5  ミショーン

vol.6  ユージーン ・ポーター

vol.7  キャロル・ ペルティエ

vol.8  リック・グリムス

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