今から間に合う!『ベスト・キッド』続編ドラマ「コブラ会」がアツい!

今週のクローズアップ

 1980年代を代表する青春カラテ映画 ベスト・キッド』シリーズの続編ドラマ「コブラ会」。YouTubeの定額サービスで2シーズンを配信した後、Netflixで配信・シリーズ製作が継続されることになり、再び脚光を浴びています。

 本作が描くのは、互いに空手に人生を救われながら、全く違う人生を歩んだ2人の中年男と弟子たちのドラマ。かつて多くの映画ファンが心酔した空手道は、リアル人生の救いとなるのか? 一度道を踏み外した人間にチャンスは訪れるのか? 来年に控えるシーズン3配信を前に、80年代に熱狂した世代から若者まで、感涙必至なドラマの基本情報を紹介します!(一部シーズン1、2のネタバレが含まれます)

誰もが憧れた『ベスト・キッド』

誰もが真似した? 『ベスト・キッド』(1984)Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『ベスト・キッド』(1984)は、転校先で不良グループに目をつけられた高校生ダニエルが、沖縄発祥の空手を操る老人・ミヤギと出会い、空手の稽古を通して人生を学んでいく青春映画。車のワックスがけやペンキ塗りがそのまま空手の動きにつながる修行シーンはあまりに有名で、直撃世代なら誰もが一度はマネしたことでしょう。

 大ヒットを受けて、ミヤギの故郷・沖縄が舞台のベスト・キッド2』(1986)、ミヤギ道との戦いで窮地に追いやられたコブラ会の復讐を描く『ベスト・キッド3/最後の挑戦』(1989)が公開。その後も映画では、女性主人公を描く第4弾と、ジャッキー・チェンジェイデン・スミス共演のリメイク版も製作されましたが、「コブラ会」では主に、初期三作品のその後が描かれています。

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新たなコブラ会の物語が描かれる

 タイトルにもなっている「コブラ会」は、映画で元恋人を取られた腹いせにダニエルをいびっていた少年空手のチャンピオン、ジョニー・ローレンスが所属していた空手道場です。空手はあくまで防御のためとするミヤギ道空手と違い、彼らは「先に打て 強く打て 情け無用」が信条の武闘派集団。勝つためならば何でもする、何より心のあり方に重きを置くミヤギ道とは真逆の存在。ダニエルも、一度は敵の計略にはまり、コブラ会に身を寄せたこともありましたが、後に目を覚まし、ミヤギ道空手で彼らを撃退しました。

 そして1作目から34年後。ドラマ「コブラ会」では、かつて指導者であるクリースの指示で卑怯な手段を使いながらもダニエルに敗れた、ジョニーの物語が描かれます。

再生の物語「コブラ会」

 ダニエルに敗れ、指導者のクリースにも反抗してミヤギに助けられたジョニーは、現在、安アパート暮らしで酒に溺れる日々。便利屋仕事で糊口をしのいでいましたが、それもささいなケンカでクビに。離婚した妻と息子に会うこともなく、文字通り底辺の生活を送っていました。

30年以上を経て明暗が別れた? ダニエルとジョニー

 一方のダニエルは、ミヤギの教えを胸に自動車セールス会社で成功。テレビCMやビルボード広告でその姿を見ない日はなく、ジョニーのフラストレートションがたまるばかり。しかしある日、同じアパートに越してきた高校生ミゲルがいじめられているところに遭遇し、悪ガキどもを撃退したことから、ミゲルに空手の指導を頼まれます。一度は断るものの、ジョニーの心についた火種は、成功者としての余裕が漂うダニエルと再会したことで一気に燃え上がり、継父からの手切れ金を元手に、「コブラ会」を復活させるのです。

 全てが最高だった80年代で時が止まっているジョニーは、好きな音楽も映画も当時のまま。ポリティカル・コレクトネスなど知るよしもなく、弟子の見た目をバカにするのも当たり前。時代遅れの指導で「先に打て 強く打て 情け無用」の流儀を叩き込みますが、そんな彼を変えていくのが、一番弟子であるミゲルの存在。心根は優しい彼の成長を見守るうちに、自らもかつて”負け犬”であったことを思い出したジョニーは、弟子たちに「コブラのように脱皮しろ! 負け犬でもオタクでも変人でもいい、重要なのはカッコいいかどうかだ!」と伝え、自らの「コブラ会」のあり方を模索していくことになります。

ミゲルとの交流がジョニーを変えていく

 映画やドラマの悪役たちにもそれぞれ人生があり、幸せや挫折を経験するもの。道を誤った人間に、果たして再起のチャンスは与えられるのか。単純な善悪でははかれない人間ドラマが「コブラ会」の魅力のひとつです。

 かつての主人公ダニエルも「コブラ会」の復活に対して、自らミヤギ流道場を再開してコブラ会つぶしに乗り出しますが、空手に熱中するあまり本業がおろそかになり、家庭内に微妙な空気が流れ出します。さらに、見込みをがあると空手を道に誘った新入社員のロビーは、実はジョニーの息子。やがドラマは、永遠のライバル同士の代理戦争の様相を見せていきます。

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懐かしのキャスト&舞台が登場!

 キャストには、本作の製作総指揮にも名を連ねるダニエル役のラルフ・マッチオはもちろん、ジョニー役のウィリアム・ザブカが続投。ダニエルの母ルシール役のランディ・ヘラーや、ジョニーとつるんでいたボビー役のロン・トーマス、トミー役のロブ・ガリソンといったかつての悪ガキどもの姿も。オリジナルキャストが34年後のキャラクターを演じています。

ダニエルの母親も健在

 シーズン2からは、憎っくき「コブラ会」の創設者クリース役のマーティン・コーヴまで出演。反発しながらも、前向きに道場を再興するジョニーとダニエルの間に新たな火種をまき、シーズン3に向けてドラマを引っ掻き回していくことになります。さらに、故ノリユキ・パット・モリタが演じたミヤギさんの名前や思い出の場所がニクい演出で登場。回想シーンには映画版の映像が使用されているため、あの頃の思い出がよみがえります。

魅力的な弟子たち!

「コブラ会」の一つの魅力が、ジョニーとダニエルの下に集まる弟子たちのドラマ。個性豊かな新世代のキャラクターたちを紹介します。

ミゲル(ショロ・マリデュエナ)

ジョニーと出会ったことで、空手の才能を開花させていく「コブラ会」の一員。母親と祖母と暮らす心優しい青年だが、己の力に溺れそうなることも。ジョニーとは父子のような友情で結ばれている。ダニエルの娘サマンサと付き合うが、……。

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ロビー(タナー・ブキャナン)

ジョニーの息子。両親の離婚後、共に暮らす母親は毎夜飲み歩き、孤独のなかで犯罪に手を染めるやさぐれた生活を送っていた。父親に復讐するために経歴を偽ってダニエルの会社で働き始めるが、彼の優しさとミヤギ道空手に触れて改心する。稽古を通してサマンサとの距離も近づくが、ミゲルとの三角関係がやがて大きなトラブルに発展していく。

ホーク(ジェイコブ・バートランド)

ミゲルが通う高校のオタク組の一人だった。学校では手術の失敗でできた唇の傷をイジられる負け犬だったが、「コブラ会」で生まれ変わり、モヒカン頭で背中にタカの刺青を彫ったホークとして生まれ変わる。強さに溺れるあまり、その行動は制御が効かなくなって……。

サマンサ(メアリー・マウサー
ダニエルの娘。本来は真面目な少女だが、母親に学校のクイーンとして君臨する“ハイセンス”な友人と付き合うように求められ、トラブルを起こしてしまうことも。子供のころはダニエルから空手の教えを受けていた。いじめから救ってくれたミゲルと交際するが、弟弟子となるロビーとの距離も近づき、二人の間で揺れ動く。

ディミトリ(ジャンニ・ディセンゾ
ホークのオタク仲間だったが、「コブラ会」の門を叩くも指導についていけず。神経質で理屈っぽく根性もゼロだが、ミヤギ道に興味を持ち始めることに。

アイーシャ(ニコール・ブラウン
科学オタクで肥満体型から学校でイジメられている少女。親友だったサマンサが学校のクイーンズ集団と付き合うようになり疎遠に。「コブラ会」でイジメに負けない精神力を手にした。サマンサとも仲直りするが、ミヤギ道空手を習う彼女とは時として渡り合うことになる。

トリー(ペイトン・リスト
シーズン2で「コブラ会」の門を叩く勝ち気な不良娘。空手を通じてミゲルと仲を深めるが、サマンサとの対立が、やがて大騒動を招く。

 急展開のシーズン2では、前向きに人生を歩みはじめたジョニーに過去の亡霊が影を落とし、弟子たちを巻き込んだ衝撃的な展開で幕を閉じることになります。果たして新シーズンには、どんな展開が待ち受けているのでしょうか。1話30分、1シーズン10話で展開するドラマは、年末年始にお家で鑑賞するのにも最適です。(編集部・入倉功一)

Netflixオリジナルシリーズ「コブラ会」シーズン1~2独占配信中、2021年1月8日(金)よりシーズン3独占配信開始

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