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【一部ネタバレ】MCUフェーズ4が大きく動いた!「ロキ」最終話は衝撃の連続

 マーベル・スタジオ製作のドラマシリーズ「ロキ」が14日、最終話を迎えた。TVAを操っていた黒幕の正体、 虚無の向こう側でロキとシルヴィが目撃したものとは。時間を巡る冒険には、どんなエンディングが待ち受けているのか?(平沢薫)

※ご注意 記事後半の「もう観ちゃった方向け」は「ロキ」のネタバレが含まれる内容となります。本編をまだ観ていない方はご注意ください。

<これから観る方向け:ネタバレなし>ロキ、シルヴィ、メビウスの運命は?

「ロキ」
虚無の向こう側で待っていたものとは?

 全6話の「ロキ」もあっという間に最終話。クライマックスとなる第6話「とわに時を いつでも」は、第5話のラスト直後から物語がスタートしている。シルヴィ(ソフィア・ディ・マルティーノ)は、TVAの黒幕を倒すという目的を果たすことができるのか。TVAに戻ったメビウス(オーウェン・ウィルソン)は、どんな行動に出るのか。そして、ロキ(トム・ヒドルストン)の真の目的は? 最終話ですべての答えが描かれているはず!

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<もう観ちゃった方向け:ネタバレあり>MCUフェーズ4が大きく動く!あのキャラがまさかの登場

「ロキ」
『アントマン』第3弾で征服者カーンを演じる予定のジョナサン・メジャース - Mary Mathis for The Washington Post via Getty Images

 そうか、そう来たか! ロキたちの前に姿を見せたのは、『アントマン』シリーズ第3弾『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントゥマニア(原題) / Ant-Man and The Wasp: Quantumania』で征服者カーンを演じるジョナサン・メジャース。やっぱり黒幕はカーンなのかと思わせておいて、実はその変異体だったというヒネリを加えたのは、実にマーベルらしい。

 その変異体(在り続ける者)のセリフに「今まで大勢にいろんな名で呼ばれた。支配者とか征服者在り続ける者クソ野郎」とカーンを暗示する征服者の単語が入っているのも親切なところ。そして最終話に相応しく、本作がずっと引っ張ってきた、誰が何のためにTVAを作ったのかという謎は、ここでしっかり解明される。

 ちなみに、この変異体のシーンには小ネタがいっぱい。まず在り続ける者という名のキャラクターは1976年の「ソー」のコミックに登場している。老人の姿をした別キャラクターだが、彼もタイムキーパーを創り出し、デザインは違うが時の終わりの最後の砦にいる。また、説明に出てくる複数のカーンの変異体による評議会もコミックに登場する。

「ロキ」
ラヴォーナの今後は?

 彼が食べているリンゴのかじられ具合が変化するのは、映画『ドクター・ストレンジ』(2016)で、ストレンジがアガモットの目の時間を操る力をリンゴを使って試したシーンを連想させるもの。リンゴは、第2話でロキがミス・ミニッツと話すときにモニターに表示された問題にも登場しており、サノスがリンゴを食べた後で時間を遡ると、そこにリンゴは存在しているかという問題が映し出されていた。

 また第2話と第4話において、ラヴォーナ(ググ・ンバータ=ロー)のオフィスでメビウスが使うペンに印刷されている文字フランクリン・D・ルーズベルト高校の意味も判明。これはラヴォーナそっくりな人物が、2018年のオハイオ州で教師をしている学校の名前だった。ラヴォーナは彼女の変異体なのだろう。そのオフィスの壁の証書にある彼女の名前はレベッカ・トーミネット(Rebecca Tourminet)で、これはコミックでラヴォーナがカーンから姿を隠そうとした時に使った名前だ。

 一方、新たな謎も登場。冒頭、これまでのマーベル映画&ドラマの名セリフの数々に、現実世界の宇宙飛行士ニール・アームストロングや環境活動家グレタ・トゥンべリなどの名言が混じり、それらが渦巻く集合体が登場したかと思うと、その隣にも同じような集合体が出現する。これは、このドラマでは分岐点の有無とは別に、もともと宇宙自体が複数存在するということを表しているのだろうか。

「ロキ」
ロキの物語は終わらない

 気になる部分はまだまだあるが、ひとまずロキとシルヴィの活躍でマルチバース(多元宇宙)が復活したことを祝いたい。何しろ『ドクター・ストレンジ』の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題) / Doctor Strange In The Multiverse Of Madness』も、トム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズ第3弾『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題) / Spider-Man: No Way Home』も、8月11日配信のアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」も全てマルチバースがキーワード。これがなくては、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ4は始まらない。

 そして、一番のサプライズは「ロキ」シーズン2の発表かもしれない。ディズニープラスのマーベルドラマで、シーズン2が更新された作品は「ロキ」が初めてなのだ。今回のラストでロキが到着した、メビウスがロキを知らないタイムラインでは、TVAのタイムキーパー像が征服者カーンに変化している。今後の展開も気になるが、まずはシーズン2の配信日発表を待ちたい。

「ロキ」はディズニープラスにて全話独占配信中

(C)2021 Marvel

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