15歳の仮面ライダーヒロイン！力強いりんねに追いつきたい：松本麗世
シネマトゥデイ特撮部
松本麗世「仮面ライダーガッチャード」
特撮作品で活躍する魅力あふれる女性キャストをご紹介する「シネマトゥディ特撮部」。今回は、仮面ライダーシリーズ最新作「仮面ライダーガッチャード」（毎週日曜朝9時～9時半・テレビ朝日系）で、九堂（くどう）りんねを演じる松本麗世（まつもと・れいよ）さんを徹底解剖しました。
【PROFILE プロフィール】
生年月日：2008年2月29日
出身地：鹿児島県
身長：164cm
血液型：O型
趣味・特技：手芸、物を作ること
芸歴：雑誌「ニコ☆プチ」の専属モデルとして2019年にデビュー。2021年に卒業後は、TikTokやInstagramなどを中心に活動している。雑誌「Seventeen」の専属モデルに決定。
【INTERVIEW インタビュー】
Q：「仮面ライダー」や戦隊シリーズなど、特撮作品の思い出はありますか？
兄がいるので、小さいころから一緒に「仮面ライダー」は観ていました。いちばん覚えているのは「仮面ライダーオーズ／OOO」です。
Q：九堂りんねはどんな女の子で、演じるうえでどこにポイントを置いていますか？
りんねは成績優秀で気が強くて、自分の言葉をちゃんと伝えることができる性格です。しっかりルールを守って、守らない子には注意をする女の子です。わたし自身はあまり“強く伝える”ことを意識してなかったので、表現するのが少しむずかしかったです。力強さを意識して演技するようにしています。
Q：すると、りんねはご自身とあまり似ていないですか？
似てないかもしれないです。だからこそ、いろいろがんばらなきゃなと思っています。現場では、最初にいったん、自分の精一杯でセリフを言ってみて、監督に「もうちょっと力がほしい」と言われたときは、体を動かしたりして、全身から力を出せるようにしています。
Q：共演者のみなさんとは仲良くなりましたか？
撮影の合間にもずっと話していて、笑いあっています。お互いの笑い声でまた笑っちゃう、という感じで、すっごく仲良いです。現場の雰囲気も明るくて、ワイワイしてます。けっこう年が離れた方も多いんですけど、本島（純政・一ノ瀬宝太郎／仮面ライダーガッチャード役）さんの年齢が兄と一緒で親近感があって、しゃべりにくいことはなかったです。
Q：みなさん、お芝居の先輩であり、人生の先輩でもありますから、刺激をもらえますね。
はい。目の前で撮影を見ていると、みなさん、ふだんの自分と役の自分をすごくうまく切り替えてらっしゃるんです。本番直前までふざけてるのに（笑）、すぐ役になっていて、すごいなと思いました。わたしはお芝居の経験が少ないので、よけいにそう思いました。
Q：では、撮影現場では新鮮に見えることがたくさんあったのでは？
びっくりしたのは、けっこう「仮面ライダー」の現場は体を動かすことが多いんですが、みなさん、走ったりしても声がぶれないし、セリフも飛ばない。感動しました。みなさんを見習いながらいろいろ吸収させていただいて、いつかわたしもできるようになりたいです。
Q：あこがれのヒーロー、ヒロインはいますか？
満島ひかりさんです。「仮面ライダー電王」にもゲスト出演されていたので、勝手に先輩と思っています（笑）。
Q：今作で「ここをがんばりたい！」という意気込みを教えてください。
りんねのキャラを壊さずに表現するためにも、力強さをつけることがいまの課題です。「これが最強のりんねだ！」と言えるように、キャラクターになじんでいきたいです。そして、役と自分のギャップみたいなものを作れたらいいなと思っています。「りんねと麗世ってぜんぜん違うね」と言われるようになったらうれしいです。
【PRIVATE 素顔に迫る一問一答】
Q：長所と短所はどこですか？
あまり細かいことは気にしないのが長所です。ぐずぐず考えたくなくて、迷ったら「やってみないとわからない」と思ってやっちゃうタイプです。短所はよく寝るところ（笑）。ロケバスでも気づいたら寝ちゃうんですけど、遅刻や寝過ごしは絶対しないと決めてるので、アラームを必ずかけます。多い時は1分おきに15回くらいつけてます。ただ、よく眠るおかげで本番中や大事なときに眠気が来ないので、短所じゃなくて長所かもしれません（笑）。
Q：チャームポイントはどこですか？
目です。目力はバキッと強いほうだと思います。あとは、そのチャームポイントの目で表現できるようにがんばってます。
Q：今はまっていることは？
携帯でやるゲームです。作るのも好きだし、音ゲーも、戦い系も好きです。
Q：好きな映画やドラマは？
映画だとホラー系が好きです。最近観たのは『樹海村』かな。ドラマだと恋愛系や学園もの。いつか出演してみたいです。
Q：美容のために心掛けていることは何ですか？
食べ物はフルーツを摂るようにしてます。意識してるのはスキンケア。撮影は必ずメイクするので、お休みの日は絶対何も塗らないで、お肌を休憩させています。運動はあまりしてないんですけど、ジャズなどのダンスをしているので、しばらく踊らないと必ず踊りたくなるんです。そういうときはめっちゃ踊りまくって、「よし、今日は痩せたぞ」って（笑）。楽しんでます。
Q：女優をやろうと思われたのはなぜですか？
わたし、映画やドラマですごく感動しちゃうんです。こういう感動を、わたしも誰かに伝えることができたらいいなと思い、女優を目指しました。
Q：あこがれている女優像は？
いまは力強いりんねを演じているので、強い方にあこがれています。米倉涼子さんの「ドクターＸ ～外科医・大門未知子～」での「私、失敗しないので」のセリフが大好きで。しかも、米倉さんご自身も力強い女性で、すごく尊敬しています。りんねとしても、学ぶべきところもあると感じています。
Q：これから先、こんな女優さんになりたいという希望や目標はありますか？
「松本麗世はこういう役だよね」じゃなくて、「松本麗世はこんな役もあんな役も似合うよね」という、型にはまらない、いろいろな役を演じられる女優さんになれたらいいなと思います。ホラーも恋愛も学園ものも、何でもやってみたいです。新しい自分を見つけていきたいと思っています。
（取材・文：早川あゆみ 写真：高野広美）
【TV INFO インフォメーション】
「仮面ライダーガッチャード」はテレビ朝日系列にて毎週日曜午前9時放送
錬金術とカードをモチーフとする令和仮面ライダーシリーズ第5作。夢を探し求める高校生・一ノ瀬宝太郎（いちのせ・ほうたろう／本島純政）が、世に放たれた101体の人工生命体“ケミー”を回収するため、仮面ライダーガッチャードに変身して戦いに身を投じる。
松本が演じるりんねは、宝太郎のクラスメイトで、成績優秀かつ品行方正な深窓の令嬢。しかし、それは仮の姿で、正体は学校の地下に隠された「錬金アカデミー」 へ通う錬金術師。父・九堂風雅は偉大な錬金術師だったが、10年前に学校で管理されていたケミーカードを盗み出した容疑者として姿をくらましたことから、複雑な思いを抱いている。宝太郎がガッチャードになる場面を目撃し、行動を共にするようになる。
「仮面ライダーガッチャード」公式サイト
(C) 2023 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
