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『不死身ラヴァーズ』見上愛、素顔は行動力に満ちた生粋の表現者!

激推しスター発掘調査隊

『不死身ラヴァーズ』見上愛(みかみ・あい)【第12回・激推しスター発掘調査隊】

 次世代スターとして活躍が期待される俳優の素顔に迫る本企画。今回は、高木ユーナの漫画を原作に、松居大悟監督が構想に10年をかけ実写化を実現させた渾身作『不死身ラヴァーズ』で主人公の長谷部りのを演じた見上愛さんを徹底解剖します。

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プロフィール

生年月日:2000年10月26日
出身地:東京都
身長:161.5cm
趣味・特技:観劇、ギター、バレエ、キーボード、写真、執筆

芸歴:2019年にデビュー。2021年NHKドラマ「きれいのくに」を経て、映画『衝動』でダブル主演を果たす。主な出演作は「往生際の意味を知れ!」「幽☆遊☆白書」「春になったら」等のドラマ、『レジェンド&バタフライ』『658km、陽子の旅』『すべての夜を思いだす』等の映画。現在「光る君へ」(NHK)、「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系)が放送中。「ゲームの名は誘拐」(WOWOW)が6月9日から放送される。雑誌「装苑」でコラムを連載中。

PRIVATE 素顔に迫る一問一答

Q:ご自身の性格について教えてください。

長所は、矛盾しているところです。例えば片付けが苦手で部屋は散らかっているのに、水回りが汚れていたりキャリーケースをそのまま家の中に運ぶのは、絶対に嫌で。そういうところが人間らしくて面白いなと思います。

Q:お休みの過ごし方は?

部屋でずっとアニメを観ています。小4で「涼宮ハルヒ」と出合ってからアニメが好きで。新しいクールが始まるとまず1話目を観て、そのあとに見続ける作品を選定していきます。各クールの半分くらいの作品は観ますね。

Q:インドア派ですか?

旅行は好きで、1人でも行きます。長野の松本とか伊豆、熱海と、電車でパッと行けて日帰り出来るような場所がいいですね。山が好きなんです。

Q:山登りを?

あ、登らないです(笑)。見るのが好きで。旅のメインは温泉と美味しいものです。

Q:いまハマっていることは?

料理です。“ハマっている”というかやっと生活の中で当たり前に料理するようになりました。今までは気が向いたときだけでしたが、最近はなるべく家でご飯を作って食べようという生活が板についてきました。そうなってくると、いつでも家に食材があってわざわざ買いにいく必要がなく、家にあるもので何かつくろうと思えるんです。

Q:得意料理は?

特にありませんが、昨日はスペアリブを作りました。いろいろな調理器具を持っているわけではないですが、電気圧力鍋という便利品を持っているんです。

Q:『不死身ラヴァーズ』でご自身が演じた長谷部りのは、佐藤寛太さん演じる甲野じゅんが大好きで、好きなことに突っ走る女の子です。ご自身にとって、それほど大好き! と呼べるものはありますか?

何かを作ることが好きですね。最近コラムを書かせていただくようになったのですが、他にも陶芸をしたり写真を撮ったり絵を描いたり。とにかく表現することが好きですね。

Q:いつでも表現したいものがあるのでしょうか?

時と場合によります。ただ表現の仕方を1つに絞るのはもったいないので、いろいろやってみよう! という感じです。これからもっと増やしてもいいなと。それが自分の性に合っていると感じます。

Q:高校時代は演劇部に所属し、脚本や演出を手掛けられたとか?

脚本はそれ以来、書いていません。あ……1度書いたかも。書き続けていたわけではありませんが、文章を書くことは好きです。

Q:表現することは、何が楽しいですか?

俳優の仕事も、表現方法のうちの1つだと思っていて、楽しみながら取り組んでいます。

Q:アニメ好きなら、いつか作ってみたい思いも?

アニメは、観る側でいたいです。映画やドラマは仕事と直結してしまうので、お休みの日に観ると、休まらない感覚があって。生身の人間が出てくると、観る側もパワーを持っていかれるというか。その点アニメは、気楽に物語を追っていける感覚があります。

Q:りのは激しい妄想癖もあります。ご自身は?

ぼーっとしていると妄想するというか、家に帰ってからの段取りを考えたりします。決してテキパキと仕事をこなすわけではなく、結局その通りにはやらなかったりしますけど。

Q:妄想からストーリーが生まれることも?

脚本を書いたときは、そうではなかった気がします。高1のとき、校長先生のお話を聞く「校長講話」でAIの話題に触れて、そこからインスピレーションを受けて書きました。校長先生の話が本当に面白かったんです。

Q:今後の活動の仕方として、どんなバランスが理想ですか?

俳優の仕事もコラムを書くこともそうですが、求めてくださる方がいるからで、自分がやりたいからといって出来るわけではありません。その割合やバランスは自分では決められないし、あえて決めなくていいかなと思っています。

Q:表現者、作り手と呼ばれる人で、目標とするのは?

ずっと寺山修司さんに憧れています。人間はもともと多面的なのだから、いろいろやる人をわざわざ“マルチ”と呼ぶ必要もない。自ら“職業・寺山修司”という、そんなところがとても腑に落ちました。

Q:寺山修司さんとの出会いは?

ハンドボールを中1から高校2~3年までやっていたのですが、そこから演劇部に移って。転部したその日に、寺山修司さんの「犬神」という作品のオーディションがありました。それが出会いです。出演することになったのですが、脚本を読んでも全くわからず、初めての演技でもあったのでいろいろと調べ始めました。そこからどんどんハマっていきましたね。

Q:好きなドラマは?

「春になったら」の監督でもある松本佳奈さんの「ペンションメッツァ」がとても好きで。もう何度も観ています。観ると生活意欲が湧くというか、ちゃんと生きていこう!  生活を大事にしようという気持ちになれ、部屋の掃除がはかどったりします(笑)。主演の小林聡美さんが本当に素敵で、山奥にああいうペンションが実際にあると信じさせてしまう。ドラマの最初からそういう雰囲気で、やはり小林さんってスゴイなあと思いました。

Q:好きな映画は?

回数をたくさん観ているのは『田園に死す』ですね。観るとちょっと安心する、精神安定剤のようです。

Q:舞台に興味を持ったきっかけは?

中2のとき、観劇好きの両親に連れられて観たことです。その影響でハマり、いろいろな舞台を観ました。それで演劇系の仕事に就くため、大学のAO入試を受けようと考えて。そのためには演劇経験が2年必要だったので、急いで演劇部に転部しました。

Q:やりたいことに一直線ですね?

そうかもしれません。それに対して道順をつくり、ちゃんとそれを叶えるという方法を、親から学んだと思います。

Q:6つ上のお兄さんの影響もあるとか。お兄さんはどんな人ですか?

兄は小学生のころからそうして道順を立て、それに向かって努力することに長けた人です。その力があり、常に有言実行してきたように思えます。しかもそもそも才能があるというより、ちゃんと努力をする。ああいうふうに自分の道を切り開いていくのかと、その姿を見ながら思っていました。

Q:格好いいお兄さんですね!

いやいや、格好悪いなんて言ったら怒られちゃいます(笑)。

Q:映画の中でギターの弾き語りをされていました。もともとバンド活動をしていたそうですね?

中高で3ピースバンドを組み、ギターを担当していました。GO!GO!7188さん、チャットモンチーさん、THE BLUE HEARTS さんのコピーや、「学園天国」「夢見る少女じゃいられない」とか。それで今回、当時やっていた曲のリストを松居監督にお送りし、その中から選曲していただき歌いました。

Q:バンドを始めたきっかけは?

趣味で楽器をやるのが当たり前の家族で、小6で受験が終わったとき、「ギターを買いにいくぞ」とお父さんに言われて。「ドラムがいい」と言ったのですが無視され、ギターを買ってもらいました(笑)。

Q:なぜドラムをやりたかったのですか?

父と兄がギターで母がベースをやっていたので、私がドラムをやったらバンドを組める! と思って(笑)。

Q:性格的に、積極的なタイプですか?

対象によります。私の通った中高はリーダー気質のある子だけを入学させたの? と思うような学校で。委員会決めや行事があると誰もが積極的なのが当たり前な環境でした。その中では積極的ではない方だったかもしれません。でも一生懸命に取り組んでいたと思います。

Q:演じることの難しさ、面白さをいまどのように感じていますか?

常に難しいなと思っています。最近はありがたいことに、同時期に複数の作品を撮影することが増えてきましたがある作品にとっては、他の作品と並行していることはまったく関係のないことです。それを言い訳にせず、どの作品も常に150%向き合うことが今は難しいと感じています。でも、表裏一体で楽しさがあるので、出来ないと思うことに取り組むのは楽しいですね。

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INTERVIEW インタビュー

Q:もともと松居監督の作品がお好きだったそうですが、好きな作品を一本挙げるなら?

映画では『アイスと雨音』ですね。最初に出合ったのがその作品だったので。1カットで撮っている衝撃がありました。

Q:松居監督が共同脚本も手掛けた『不死身ラヴァーズ』は、かなり技アリな脚色ですね?

原作とは主要キャラクターの男女が入れ替わっているというのがまずあって。ラストに関しては、原作の高木ユーナ先生が「実はこういうラストを考えていました」と監督とお話しされたのを反映していると、インタビュー記事で読みました。長い時間をかけてこの脚本を書き、ようやく撮れる! という思いが伝わり、それだけに、プレッシャーはかなりありました。

Q:松居監督らしさを感じる部分も?

松居監督の作品は、特に舞台作品がそうかもしれませんが、「バカばっかりやって楽しい!」みたいな男子高校生のようなノリを描くものが多いという印象があります。今作は、そういう勢いの女の子が主人公で描かれていて松居監督らしいけれど、女の子で観るのは初めてかなという感じですね。松居監督の作品に出させていただけるならそっち側=バカをやる方、になりたかったので嬉しかったです。

Q:長谷部りのを演じた感想は?

難しかったです。中高大と年齢を重ねていく中で傷つく経験をして性格も少しずつ変わっていきます。年齢を重ねたことによる変化とのバランスを取りながら演じる必要がありましたし、撮影では1日の中で、中学生も大学生も演じなければいけなかったりしたので。

Q:中学生時代を演じるときは元気を出す、という感覚でしょうか? りのの最強はいつだと思いましたか?

元気を出すというより、傷ついた経験がない“無敵感”ということかもしれません。それが子どもっぽさに繋がるのかなと。だから怖いもの知らずの勢いみたいなものを意識しました。大学生になるとそこからもう一歩先、一段上がって“最強”になる。傷つくことを知らないから怖くないというのは当たり前ですが、その経験を経ても怖くない、好きと言い続けることが出来ている状態が最強じゃないかと思います。

Q:「甲野君が好き!」ということに迷いがないりのは、自分のことも好きな女の子に見えます。そうした部分に共感しますか?

共感というか、私は好きな自分であり続けるために頑張ろうという感じです。そのためにどうすればいいのかはきっと人それぞれ。いろいろな段階があるのだと思いますが、まずは認めることなのかなと。自分が出来ないことや欠点、そうしたこともすべてをまず認めて受容する、そこから始まるんじゃないかと思います。

Q:りのには、傍で見守り続ける親友の田中がいます。性別を超えた親友のようで、甲野との三角関係のようでもありますが、ご自身は2人の関係性をどう感じていましたか?

三角関係とは、全く思っていませんでした。でも、とてもいい関係ですよね。私にもそうした友達がいます。どんな状況にあっても諦めず、自分に向き合ってくれる。そんな友達がいるというのは幸せなことだなと思います。

Q:田中役の青木柚さんとは、何度も共演されています。俳優としての印象は?

どこが、と言葉でいうのは難しいですが、スゴイというのは大前提としてあります。共演回数を重ねることで、信頼関係を新たに築く必要はなくなって、役として向き合った瞬間、お互いに150%心を開いた状態で立つことが出来ますね。

Q:甲野じゅんを演じた佐藤寛太さんとは初共演でしたが、いかがでしたか?

彼はとても面白い人で。初対面の人との間に出来る壁のようなものを、そのままぶち抜くパワーがあるんです。私は最初、思いっきり緊張して人見知りしていたのですが、そんなことは全く気にせず、ずっとしゃべりかけてくださって。それで仲良くなりました。全員に対してそうなので、とっても助かりましたね。それでいて、動物みたいな本能を持つ人でもあります。お腹が空いたけど、こういう状況では普通そんなことは言わないか……という場合でも素直にちゃんと言える。無邪気さもあって真っすぐな人で、お芝居にも嘘がないんです。だからお互いに役として対面してみるまで、どうなるかわからないという面白さがありました。

Q:どんなふうに演じるか、事前に話し合いをすることも?

役者同士で話し合うことはあまりなくて。事前にリハーサルで、監督を交えてみんなでお話しすることはありました。先日、佐藤さんと取材を受けていて発覚したのですが、松居監督は私たちに異なる演出方法を取っていたそうです。基本的に、2人とも1回でOKにならないのが大前提で、私には「なぜOKではなかったか?」の理由を説明してくださり、「どう思って演じたのか」を詳しく聞かれてから、もう1度演じる。佐藤さんの場合は、何も言わずに「もう1回」「もう1回」と演出されていました。佐藤さんとも、それぞれ自分に合っているというか、役柄としてもそのやり方がよかったのだろうと話していましたね。

Q:完成した映画を観た感想は?

映画を観る前、監督に「観たら元気になるよ」と言われていました。実はそのとき、ちょっと元気がなかったのですが、観たら本当に元気になって。パワーに満ちた映画だなと。これほど真っすぐで、弾けた映画を観るのは久しぶりでした。でもそのパワーがどこにあるのかという分析がまだできていないので、観てくださった皆さんが教えてくださったら嬉しいですね。

取材・文:浅見祥子 撮影:杉映貴子

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【インフォメーション MOVIE】

高木ユーナの漫画を原作に描くラブストーリー。両思いになると突然姿を消してしまう相手を好きになった女性が、恋しい相手との出会いと別れを何度も重ねていく。監督などを手掛けるのは『ちょっと思い出しただけ』などの松居大悟。ドラマ「往生際の意味を知れ!」などの見上愛、『Blind Mind』などの佐藤寛太のほか、落合モトキ、青木柚、前田敦子神野三鈴らがキャストに名を連ねる。

映画『不死身ラヴァーズ』は5月10日公開

(C) 2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 (C) 高木ユーナ/講談社

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