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スコセッシ監督と長年のタッグ、撮影監督ミヒャエル・バルハウスさん死去

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ご冥福をお祈りいたします。昨年のベルリン国際映画祭で名誉金熊賞を受賞したミヒャエル・バルハウスさん
ご冥福をお祈りいたします。昨年のベルリン国際映画祭で名誉金熊賞を受賞したミヒャエル・バルハウスさん - Matthias Nareyek / Getty Images

 映画『グッドフェローズ』『ギャング・オブ・ニューヨーク』など数々の名作でマーティン・スコセッシ監督とタッグを組んできた名撮影監督ミヒャエル・バルハウスさんが、4月11日火曜日(現地時間)にベルリンのアパートで81歳で亡くなったことが、彼の伝記本を出版した
Deutsche Verlags-Anstalt の声明によって明らかになった。

『ギャング・オブ・ニューヨーク』フォトギャラリー

 ミヒャエルさんの死についてスコセッシ監督は「彼はどのように映画を作るか、わたしの考え方を変えてくれた。彼は真のアーティストだ」と評価し、さらにおよそ20年間のタッグについては「彼はクリエイティブ上のパートナーで、(わたしに)とても近く、(彼との間に)永遠の友情もあった」とコメントを残した。

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 ミヒャエルさんは1935年にドイツのベルリンで、レナ・ハッターとオスカー・バルハウスという俳優同士のもと生まれた。1971年からライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督のもと、16作品の撮影監督を務めた。その後アメリカに移住し、ジョン・セイルズ監督の映画『ベイビー・イッツ・ユー』、ジェームズ・フォーリー監督の映画『俺たちの明日』を手掛けた後、『アフター・アワーズ』からおよそ20年にわたってスコセッシ監督の6作品の撮影監督として、世界中にその名が知られることになる。これまで、映画『ブロードキャスト・ニュース』『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』などで、3度アカデミー賞撮影賞にノミネートされている。2007年には、ヨーロッパ映画賞世界的貢献賞を受賞し、撮影監督での同賞の受賞は、イタリアのカルロ・ディ・パルマ以来の快挙となった。

 ちなみに、ミヒャエルさんの息子、フロリアン・バルハウスも撮影監督となり、映画『プラダを着た悪魔』『31年目の夫婦げんか』などで撮影監督を務めている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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