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木村文乃、吉沢亮「PICU」出演 救命医役で月9ドラマ初ヒロイン

ドラマ「PICU 小児集中治療室」で救命医を演じる木村文乃
ドラマ「PICU 小児集中治療室」で救命医を演じる木村文乃

 木村文乃が、10月10日にスタートする、吉沢亮主演のフジテレビ系連続ドラマ「PICU 小児集中治療室」(毎週月曜よる9時~9時54分)に出演することが明らかになった。

【画像】木村文乃、美麗ドレスでベネチア映画祭に!

 “子供のためのICU”ことPICUは、主に15歳以下を対象にした、小児専門の集中治療室のこと。本作は、大規模なPICUの運営は極めて困難とされる広大な北海道を舞台に、駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう/吉沢亮)が、PICU科長・植野元(うえの・はじめ/安田顕)ら先輩医師と共に、どんな子供も受け入れられるPICUの運営と、医療用ジェット機の運用実現に奔走する姿を描く。

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 木村が演じる綿貫りさは、植野に誘われる形でPICUにやってくる救急救命医。北海道出身で、優秀な女医として知られていたが、ある悲劇に見舞われてからは心を閉ざし、周囲から腫れ物に触るような扱いを受けていた。未熟な武四郎のことを医師として認めず「使い物にならない」と厳しく非難する。小児医療に対する思いは人一倍あるようだが、他の医師に厳しく、自分にはより厳しいストイックな生き方は、次第に彼女の心を憔悴(しょうすい)させていく。

 第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された『LOVE LIFE』(公開中)や、『七人の秘書 THE MOVIE』(10月7日公開)など、主演作の公開が相次ぐ木村は、今作で月9ドラマ初ヒロインを務める。誰にも弱さを見せず、人知れず深い悲しみを抱える綿貫役について「口も悪ければ態度も悪い救命医ですが、その言動の何処(どこ)かにいつも希望は持っていたいと思っています」と語り、「患者と医者、仕事と生活の狭間(はざま)でもがいたり苦しんだりしながら、綿貫と、そしてチームのみなさんと一緒に成長していけたらいいなと思っています」と意気込む。

 フジテレビの金城綾香プロデューサーは、木村が演じる綿貫について「救命医としてキャリアを積んで来たため、いろんな方々の死を経験してきました。全てが初めての経験になる武四郎と違い、経験があるからこそ抱える苦しみに直面しています。彼女が話す言葉のシャープさが、彼女自身も少しずつ傷つけているイメージです」とコメント。そのうえで「木村さんはご本人の持つ柔らかさ、優しさの奥に、繊細な心の動きを表現してくださる方だと思います。医師も普通の人ですから、こらえきれないほどの悲しみを抱えても人を救うために働く時があります。木村さんが表現される“綿貫の心が解ける瞬間”を、連続ドラマの中で楽しみに待っていただきたいと思います」と語っている。

 本作では、生田絵梨花高杉真宙菅野莉央が、吉沢演じる武四郎の幼なじみ役を務めるほか、甲本雅裕中尾明慶らが出演。脚本を手がけるのは「アライブ がん専門医のカルテ」(2020)で第9回市川森一脚本賞を受賞した倉光泰子。演出は「監察医 朝顔」シリーズの平野眞が務める。(編集部・入倉功一)

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