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岡田准一、自宅で松本潤と相撲練習 竹中直人の教え胸に「大河の先輩として支えられたら」

第4回より岡田准一演じる織田信長
第4回より岡田准一演じる織田信長 - (C)NHK

 大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8時~NHK総合ほか)で織田信長を演じる岡田准一。同じジャニーズ事務所の後輩である松本潤が主演を務める本作で信長を演じる心境を語った。

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 松本演じる徳川家康の生涯を、ドラマ・映画『コンフィデンスマンJP』シリーズや映画『レジェンド&バタフライ』(公開中)などの人気脚本家・古沢良太が等身大の目線で描く本作。岡田にとって大河ドラマの出演は主演を務めた第53作「軍師官兵衛」(2014)に続いて2度目、9年ぶりとなる。岡田演じる信長は1月8日放送の初回のラストシーンから登場。今川義元の首をぶら下げた槍を手に馬を駆り、「待っておれ、竹千代(元康)、俺の白兎……」とつぶやく強烈な場面が話題を呼び、「織田信長」「岡田准一」「岡田信長」などのワードもTwitterトレンド入りした。

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 岡田はこれまで大河ドラマ「軍師官兵衛」をはじめ、数々の時代劇に出演。2017年公開の映画『関ヶ原』では安土桃山時代の武将・石田三成に、昨年公開された『燃えよ剣』では新選組副長・土方歳三を演じた。しかし、信長を演じることにはハードルの高さがあったという。

 「オファーをお受けした時から、制作陣からは『長年大河ドラマを愛して下さっているファンを大切にしながらも、家族で見られる新しい大河ドラマをつくりたい、挑戦したい』という話を伺ってきました。僕自身も、時代劇の可能性や時代劇を演じていく意味、これまでの時代劇をどう超えていけるかを日々模索していますが、信長は破格の人物なので、“こんな時代劇があっても良いじゃないか”ということを身をもって提案できる役柄だと思っています。人気の戦国武将ですし圧倒的な存在なので、演じる上でハードルの高さはあります。でも、今作ではあくまで“家康にとっての信長”というキャラクター。家康との関係性が軸にあるからこそ、人間味も見せていきたいですし、強さも脆さも魅力も、家康がいるからこそより立体的に見えるキャラクターにできたらと思っています」

 15日放送の第2回では、信長と幼少期の家康(幼名:竹千代/川口和空)の出会いが描かれ、松平元康(家康)にとって今もなおトラウマとして残る相撲の場面が登場。初めは怯え切った様子で来る日も来る日も信長に投げ飛ばされていた竹千代だが、「竹千代は兎ではない! 寅じゃ!」と果敢に立ち向かう。29日放送の第4回「清須でどうする!」では、元康が信長と再会。信長からあいさつがわりに相撲の相手を命ぜられた。岡田は、川口、松本との相撲シーンについてこう振り返る。

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 「子どもの頃から、肉体的にも精神的にも家康にトラウマを植え付けるのが信長なので、その象徴的なシーンですよね。このシーンは、演出側から振り付けをお願いされたので、大河ドラマで動きを付けるなんて考えてもみませんでしたがお引き受けしました。台本にも『総合格闘技のように』と書かれていて、新たなチャレンジという意味でも担当させていただきました。子役の川口和空くんと松本潤くん、それぞれかなり特訓してもらいました。もちろん安全面には気を付けていましたが、特に川口くんに対して、あんなにハードな動きでいいのかということも不安に思っていて。でも、あのシーンが終わった後、川口くんは『アクションが楽しかった、アクションが出来る役者になりたい』と言ってくれたので、結果的には良かったなと思っています。少し教えるとすぐに出来る様になって、成長スピードが早かったです。単に振りを入れるだけではなく、『動きに捉われすぎずに、感情が出るのを大切にしよう。そこはサポートするから』という話もしていましたが、それもよく理解して演じていました。一緒にやっていて、僕も楽しかったですね」

 また、松本は相撲のシーンを練習するために岡田宅を訪れたという。「松本くんは、相撲シーンを練習したいということで、うちまで来て練習したことがありました。 僕が振りを付けるからこそ、より完璧にやりたいというのも言ってくれていました。このシーンや、僕に限らずですが、『やりにくい部分はないか』なども含めて、松本くんは役者の皆さんともよくお話をされているんですよね。主演として申し分ない気遣い、細やかさ、丁寧さがあって頼りになりますし、僕自身も芝居においてぶつかりやすいです」

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 同じ事務所の先輩・後輩の共演にも注目が集まるが、岡田は自身が主演を務めた大河ドラマの経験を振り返りながら、今度は自身が主演を支えることを意識している。「僕が主演を経験させていただいた『軍師官兵衛』では、大河ドラマ経験者の先輩として、竹中直人さんが近くで支えてくださいました。竹中さんには本当に感謝しかないんです。なので今回は、大河の先輩として、微力ながら松本くんを支えられたらということは思っています。大河だから、時代劇だからと小さく収めようとせずに、自由にやることの大切さも、竹中さんから教えていただけたことです。収録が始まってしばらくは、大河ドラマ出演自体が初めてという松本くんに対して、自由に芝居する部分を見せようというのも意識しています」(編集部・石井百合子)

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