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園監督の原点回帰を、今どのように捉えるか?

2021年12月15日 くれい響 エッシャー通りの赤いポスト ★★★★★ ★★★★★

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エッシャー通りの赤いポスト

後半パートで連呼される「人生のエキストラでいいんか!?」の台詞だけでなく、香港の雨傘革命のニュースが流れるなど、メッセージ性が強く、本作後に撮った『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』と比べると、園子温監督の色がだいぶ濃厚な一作。作品の売りでもあるワークショップで選抜された51人の役者に関しては、ぶっちゃけピンキリだが、メインの数名に関しては、やはり光るものを持っている感アリ。映画業界あるあるなど、かなり既視感があるうえ、刺激的にもちょっとモノ足りない。さらに、まさに園監督の原点回帰と思わせる描写も多く、その青っぽさが今どのように捉えるか?が評価の分かれどころだといえる。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『レイジング・ファイア』『少年の君』『唐人街探偵 東京MISSION』『星空のむこうの国』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、キネマ旬報ムック「細田守とスタジオ地図の10年」にて細田守監督×ポン・ジュノ監督、「TV LIFE web」にてモモコグミカンパニーさん、SKE48さん、中川翔子さん、真洋(mahiro)さん、「GetNavi web」にて今泉力哉監督、佐久間宣行さん、岸明日香さん、堀田真由さん、「CREA WEB」にて毎熊克哉さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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