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どれだけ大切なものを失っても前を向いて生きていくしかない

2021年12月29日 なかざわひでゆき 軍艦少年 ★★★★★ ★★★★★

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軍艦少年

 軍艦島が見える長崎県の田舎町を舞台に、最愛の母親が亡くなったことで壊れかけた父子の絆の再生を描く。主人公・海星の両親が軍艦島の出身という設定から、「故郷」と「家族」という二重の喪失感を物語の背景にしつつ、どれだけ大切なものを失ったとしても人は前を向いて生きていくしかないという普遍的なテーマが描かれる。と同時に、男気の塊みたいな父親と息子のどん底からの再生ドラマを通じて、「男らしさ」とは何なのかという問いも投げかけられているように感じる。分かりづらい時代設定など詰めの甘さも否めないが、奇をてらわないストレートな語り口は好感が持てる。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとしてキャリア30年。TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。海外取材経験も多数。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況:最近は今さらながらK-POPのボーイズバンドにドハマり中。一番の御贔屓はMCNDですが、NCTやTREASUREも大好き。もちろんBLACK PINKとかITZYとかEVERGLOWとかガールズにも夢中です。

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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