先行配信では、タイトルが微妙に違うのでご注意を

オスカー受賞の『フリーソロ』では、ありえない高所恐怖感を収めた監督コンビが、今回は密室、および水中の「閉所恐怖感」を伝え、ドキュメンタリーらしい目的を達成。救出に参加したダイバーが、水中の狭い洞窟空間で幸福を感じるという、人間のユニークな心理も引き出すのは『フリーソロ』と似ている。
もちろんあのタイ洞窟救出劇がいかに過酷だったかを、内部の巨大構造、近づくモンスーンの危機、少年たちの運搬法とともに的確にとらえ臨場体験させる。何より、人間同士の連帯感という中心テーマがブレないので、観ていて、いい意味での安心感。
Disney+で先に配信だが、事情があるとはいえ日本語タイトルを統一してほしかった。