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”一議員のPR映画”と高を括るべからず

2021年12月31日 中山 治美 香川1区 ★★★★★ ★★★★★

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香川1区

自民党公認候補のどぶ板選挙を内側から描いた想田和弘監督『選挙』、泡沫候補が出馬する理由に目を向けた藤岡利充監督『立候補』に続き、我々の選挙リテラシーを高めてくれる選挙映画の傑作だ。衆議院選挙の激戦区だった香川一区の立候補者の選挙活動を追っているが、注目すべきは有権者の心理。結果はすでに分かっている。しかしその票はどのように動いたのか。前作『なぜ君は総理大臣になれないのか』の影響、不祥事、地方ならではのしがらみetc…粘り強い取材で地元の方々の本音を聞き出す。候補者は、その一票のために右往左往しているワケで。”一票の重味が分からない”という人は、本作を見るべし。

中山 治美

中山 治美

略歴:茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。日本映画navi、全国商工新聞、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、BANGER!、朝日新聞webサイトおしごとはくぶつかん情報館内で「おしごと映画」を執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況:本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。ライフワークの旅の記録をまとめたブログはこちら。https://tabisutekaisyu.amebaownd.com

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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