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仲良きことだけが美しいワケではない、バンドの特異な絆

2022年5月20日 相馬 学 a-ha THE MOVIE ★★★★★ ★★★★★

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a-ha THE MOVIE

 ロックバンドが必ずしも“友情”を基盤としているワケではない。いろいろあってもバンドは続く。本作の興味深い点は、まさにそこ。

 “スタジオに入ってもケンカになるだけ”という現在のメンバーの、冒頭の発言からして不穏。ポップアイドルからの脱却を図ってきたa-ha3人のキャリアをたどりながら、映画はこの言葉の裏側に迫る。

 一方では、苦しくてもバンドの遺産=楽曲を多く残したいと思う者も。危ういバランスを保ちながら活動する彼らは、バンドの基盤を“音楽を通じた絆”と語る。高揚感あふれる大ヒット曲“テイク・オン・ミー”が今も凛として響くのは、友情を超えた3人の覚悟ゆえか。そんなことを考えさせる力作。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ゴーストバスターズ アフターライフ』『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』『アイス・ロード』『マリグナント 狂暴な悪夢』他の劇場パンフレットに寄稿。布袋寅泰への取材をはじめ、最近は映画絡みで音楽アーティストに話を訊くことが多くなりました。

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