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「肯定」の力に満ちた怒濤のシネフィリア・ドキュメンタリー

2022年6月16日 森 直人 ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行 ★★★★★ ★★★★★

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ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行

個人的に最近最も刺激を受けた一本。プロフィール写真のTシャツに「シネフィリア」の文字が躍る猛者、マーク・カズンズが2010年~21年の新しい映画の重要作111本を論評していく。セレクトは全世界網羅的。スマホ、CGや3D、VRに配信サービス、コロナ禍等の影響で、映画の形が激しく変わったここ10年の考察が展開する。

際立つのがDJ/VJ的な「つなげる」快楽だ。クラシックにもがんがん補助線を引く。例えば『ベイビー・ドライバー』(17年)の音とリズム演出の原型的なものとして『今晩は愛して頂戴ナ』(32年)が挙がったり。『ホーリー・モーターズ』(12年)の“映画の扉を開ける”イメージの引用もいいね!

森 直人

森 直人

略歴:映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「メンズノンノ」「Numero TOKYO 」などでも定期的に執筆中。※illustrated by トチハラユミ画伯。

近況:YouTubeチャンネル『活弁シネマ倶楽部』でMC担当中。6月26日より、小林啓一監督(『恋は光』)の回を配信中、ほか、大野大輔監督(『辻占恋慕』)、佐向大監督(『夜を走る』)、川和田恵真監督(『マイスモールランド』)、東盛あいか監督(『ばちらぬん』)、長久允監督(『DEATH DAYS』)、松居大悟監督(『ちょっと思い出しただけ』)、舩橋淳監督(『ある職場』)、犬童一心監督(『名付けようのない踊り』)、片山慎三監督(『さがす』)、二宮健監督(『真夜中乙女戦争』)等々を配信中。アーカイブ動画は全ていつでも観れます。

サイト: https://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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