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犯罪都市 NO WAY OUT (2023):映画短評

犯罪都市 NO WAY OUT (2023)

2024年2月23日公開 105分

犯罪都市 NO WAY OUT
(C) ABO Entertainment presents a BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A. ENTERTAINMENT production world sales by K-MOVIE ENTERTAINMENT

ライター4人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.8

なかざわひでゆき

コメディとしての面白さも進化したシリーズ第3弾!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 気は優しくて力持ち。悪い奴らを成敗するためなら違法捜査だろうと手段を選ばず、かかってくる連中は自慢の重量級パンチで一発ノックダウン。今や韓国を代表する国際的スターとなったマ・ドンソクが、愛すべきゴリマッチョ刑事マ・ソクトを演じる『犯罪都市』シリーズ第3弾だ。今回は韓国・日本・中国のヤクザが三つ巴の抗争を繰り広げ、そこへ我らのマブリーが殴り込む。バイオレンスとユーモアの炸裂する痛快な面白さは相変わらず。今回はアクの強い面白キャラもグッと増え、コメディとしてもすこぶる良く出来ている。8本目(+スピンオフ2本)までの製作が予定されているそうで、エンディングには次回作の前振りもあるのでお見逃しなく。

この短評にはネタバレを含んでいます
大山くまお

爆発!人智を超えたゴリラ・アクション

大山くまお 評価: ★★★★★ ★★★★★

マ・ドンソクの人智を超えたゴリラ・アクションが爆発する人気シリーズ最新作。第1作のユン・ゲサン、第2作のソン・ソックと狂気のアウトローと戦ってきたマ・ドンソクだが、今回の敵は日本刀がメインウェポンのヤクザ・青木崇高と悪徳刑事のイ・ジュニョク。強力班の面々が登場しない寂しさはあるが、マ・ドンソクの強さは当然のこと、「ジャジャーン」と言いながら登場したり、「“拳”弁護士」を紹介したりするマ・ドンソクの可愛らしさも堪能できる。ジャーマンスープレックスを繰り出したのにも驚かされた。ただし、第1作と第2作のヒリヒリ感は希薄に。シリーズ化が発表されているので、次作はもうちょっと巻き直してほしい。

この短評にはネタバレを含んでいます
相馬 学

スター映画の王道を行く

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 今やマ・ドンソクがいてこそ成立すると言っても過言ではない『犯罪都市』シリーズ第3弾。今回も憎めないアウトロー刑事にふんした彼の暴れっぷりが大いに楽しめる。

 韓国の汚職刑事と日本のヤクザという2大ヴィランは相手にとって不足なし。ドンソクお得意のボクシングをベースにしたアクションは、やや漫画風だった前作のそれよりもリアリティを感じさせる。ナチュラルにオヤジギャグを飛ばすキャラも味。

 シリーズがさらに続くことをドンソクが公言する本シリーズ。スター映画と呼べる作品が少なくなった今、トム・クルーズ印の『ミッション:インポッシブル』に対抗しうる唯一の作品かも!?

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

サスペンスの在り方を超越している

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

すでに4作目も決定済みの大ヒットシリーズ第3弾。今回は日本から青木崇高と國村隼が参戦し、より身近な(?)陣容です。が、このシリーズのサスペンスとしての本筋は正直どうでもよくて、ただただ主演のマ・ドンソクの腕っぷしの強さを堪能するだけのシリーズと言って良いでしょう。まぁとにかくマ・ドンソクが強すぎる、どれだけ厄介なヴィランが出てきても彼のパンチが一発入れば全部流れが変わります。もはや圧倒的すぎる存在故にサスペンスとしてのハラハラドキドキ感は皆無と言ってもよいのではないかと思います。サスペンスの在り方としてよいかどうかは別の話ですが、もはやそういうものを超越したシリーズなのでしょう。

この短評にはネタバレを含んでいます
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