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『最強のふたり』とは似て非なるもの

2014年12月25日 相馬 学 サンバ ★★★★★ ★★★★★

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サンバ

 『最強のふたり』の監督・主演コンビが放つ新作となれば、同様の温かいヒューマニズムを期待してしまうところだが、それを望み過ぎると肩透かしを食らう。

 運悪く不法移民となったアフリカ出身・フランス在住の青年が、持ち前の明るさで周囲と絆を育むのは期待通り。しかし辛辣さを含んだ結末に、とまどう観客もいるだろう。この辛辣さが、移民問題に対するメッセージとして受け止められるか否かが評価の分かれ目だ。

 主演のオマール・シーの愛されキャラは今回も光っている。一方で、くたびれた中年女性という珍しい役に挑みつつチャーミングさを失わない、シャルロット・ゲンズブールの輝きに魅了されたことも付け加えておきたい。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』他の劇場パンフレットに寄稿。取材仕事では、デヴィッド・クローネンバーグにお話しをうかがいました。

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