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さすがは『白ゆき姫殺人事件』の監督&脚本コンビ

2015年6月2日 くれい響 予告犯 ★★★★★ ★★★★★

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予告犯

とにかく、大間々昴のよるテーマ曲が耳から離れないほどのインパクトである。後半にかけて、泣かせのヒューマンドラマに着地していく展開ゆえ、シンブンシの犯行動機も含め、評価が分かれるところだが、監督:中村義洋&脚本:林民夫のコンビは、前作『白ゆき姫殺人事件』に続き、ネット社会(犯罪)に潜む恐怖を扱った難しい原作を見事に交通整理し、クライマックスまで引っ張ってくれる。映画俳優としての貫録も出てきた生田斗真はもちろん、前作では欠席だった中村組常連の濱田岳、わずかなシーンながら爪痕を残す窪田正孝など、男優陣の使い方はことごとく巧い。その一方、小松菜奈の魅力がまったく生かされていないのは悔やまれる。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『フォーエバー・パージ』『義足のボクサー GENSAN PUNCH』『レイジング・ファイア』『少年の君』『唐人街探偵 東京MISSION』『星空のむこうの国』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、キネマ旬報ムック「細田守とスタジオ地図の10年」にて細田守監督×ポン・ジュノ監督、「CREA WEB」にて木幡竜さん、「GetNavi web」にて玉山鉄二さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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