シネマトゥデイ

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わだばゴッホになる

  • 世界で一番ゴッホを描いた男
    ★★★★

    名画のファストファッション的な複製画工房といったところか。中国・ダーフェン油画村については以前NHK『地球イチバン』で観た事があり、その時に複製専門職は「画工」、オリジナルの発表者は「画家」との称号で呼ばれると知った。本作ではゴッホを独学で描いて20年のベテラン「画工」が憧れのアムスに行く。

    もし技法を研究し魂や思考ごとトレースし尽くし、本気の情熱で「偽物」の精度を上げていけば「本物」を転倒させる“アート”が生まれ得ると思う。だがこの中年男性に眠っていたのは“青年的な自我”だ。偉大な先人の模倣を経て、独り立ちして「ゴッホの弟子」となる。棟方志功などもこのプロセスを普通に通ったのかもしれない。

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森 直人

森 直人

略歴: 映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。

近況: 謹賀新年! インターネット番組『活弁シネマクラブ』(https://freshlive.tv/katsuben_cinema)のコーナー「浅草ダイレクトシネマ」でMC始めました(YouTubeにチャンネル登録も)。1月18日より、関根光才監督(『太陽の塔』『生きてるだけで、愛。』)の回を配信中。ほか、塚本晋也監督(『斬、』)、武正晴監督(『銃』)の回が配信中。アーカイブ動画はいつでも無料で観れます。BSスターチャンネルの無料放送番組「GO!シアター」、1月は『夜明け』についてコメントしています。執筆参加した『世界のカルト監督列伝』『鬱な映画』『漫画+映画!』『新世紀ミュージカル映画進化論』(いずれも洋泉社)が発売中です。

サイト: http://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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