ギャップが生む笑いが楽しいラブコメ映画

2018年9月30日 天本 伸一郎 3D彼女 リアルガール ★★★★★ ★★★★★

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3D彼女 リアルガール

若手俳優にコメディ要素の強い芝居を活き活きと演じさせることに長けた英勉監督らしく、オタク男子と美少女の恋愛というギャップを活かし、ちゃんと笑わせてくれるラブコメ映画。アニメとの合成や誇張した表現などの織り交ぜ方もうまく、ポップにテンポよく楽しませてくれる。ただ、コメディ要素の強い前半に比べ、後半はものすごく定番すぎる少女漫画的展開に陥ってしまうため、原作どおりとはいえもうひとひねりしてほしかった。フィギュアのような美少女役の中条あやみと振り切った芝居を見せる佐野勇人など役者陣は好演しているが、脚本的にヒロインの設定をうまく伝えきれていないため、『リアルガール』に見えにくいところも残念。

天本 伸一郎

天本 伸一郎

略歴:キネマ旬報社に約20年所属し、映画雑誌「キネマ旬報」やムック本および単行本などの編集に携わった後、シネマトゥデイに所属。同社退社後にフリーの編集者&ライターとなり、本の企画・編集や各種記事の取材・執筆などを行っています。

近況:編集を担当させていただいた、全国巡回の展覧会『富野由悠季の世界』の図録が、キネマ旬報社にて好評発売中です。展覧会『富野由悠季の世界』は、延期された2会場の新たな日程も決まり、次回は静岡県立美術館にて9月19日から開催です。なお、図録は、会場以外でも、キネマ旬報社のオンラインショップや書店注文にて、購入可能です。

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