シネマトゥデイ

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21世紀のストリートを実感する

  • スケート・キッチン
    ★★★★★

    想像以上のいい映画! シスターフッドの『ロード・オブ・ドッグタウン』、NYの『ローラーガールズ・ダイアリー』――これだけでも上等な賛辞だが、本作ではあらゆる局面で男性側の無意識の性差別や、女性が感じる抑圧を鮮明にあぶり出す。基調は自由意志へのポジティヴな目線。この「悪ガキ」達は何をしてもあっけらかんと健康的だ。

    ドキュメンタリー出身のC・モーゼル監督は異例の劇スタイルを取り、実際のスケート・キッチンのクルーが自分と≒の役柄を演じる。驚くほどみんな魅力的な「役者」。特に主演のレイチェル・ヴィンベルクは完璧な映画的ヒロイン。加えてフィクションの艶やかさを明確に付与するジェイデン・スミスにも拍手!

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森 直人

森 直人

略歴: 映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。※illustrated by トチハラユミ画伯。

近況: YouTubeチャンネル『活弁シネマ倶楽部』でMC担当中。12月31日より、片山慎三監督(『岬の兄妹』)と『パラサイト 半地下の家族』を語り尽くす特番を配信。ほか、森達也監督&河村光庸プロデューサー(『i 新聞記者ドキュメント』)、小林啓一監督(『殺さない彼と死なない彼女』)、竹内洋介監督(『種をまく人』)、渡辺紘文監督&雄司さん(『普通は走り出す』など大田原愚豚舎の世界)、瀬々敬久監督(『楽園』)、今泉力哉監督(『アイネクライネナハトムジーク』)、二ノ宮隆太郎監督(『お嬢ちゃん』)、大森立嗣監督(『タロウのバカ』)、樋口尚文監督(『葬式の名人』)、映画ジャーナリストの徐昊辰さん(『SHADOW/影武者』&『帰れない二人』について)等々を配信中。アーカイブ動画は全ていつでも観れます。

サイト: https://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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