菅田×柄本(兄)の“スーパーコンボ”

2019年7月26日 くれい響 アルキメデスの大戦 ★★★★★ ★★★★★

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アルキメデスの大戦

学ラン姿に、髪型七三分けの菅田将暉を観るだけで、『帝一の國』のギラギラ感が甦るが、こちらの主人公も違う意味で、変人キャラ。そういう意味では、同じく彼の芝居で魅せ切る作品ともいえるが、戦艦大和の建設にストップをかけるべく、バディを組む補佐官を演じるのが“18年の日本映画界の顔”である柄本佑だけに、ある意味“スーパーコンボ”状態である。いつものスケール感には欠けるものの、会議映画としての醍醐味など、山崎貴監督のマニアックさが、いい方向に出ており、近年の監督作では妙に目立っていた、あざとい泣かせ演出もない。しっかり、“日本版『イミテーション・ゲーム』”に仕上がっている。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「映画秘宝」にて岩井俊二監督×斎藤工さん、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「TV LIFE」にて芋生悠さん、「CREA WEB」にて甲斐翔真さんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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