シネマトゥデイ

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誰もが幸福な気分になれる恋愛群像劇

  • あまりに中村義洋監督のイメージが強すぎる、伊坂幸太郎原作の映画化。そんなプレッシャーのなか、お世辞にも器用そうに見えない今泉力哉監督の器用さが随所に光る。まるで『君に届け』のその後のような主演2人はもちろん、秀作『ジャンプ』を思い起こさせる哀愁漂う原田泰造に、「賭ケグルイ」とは違うアプローチで愛すべきチャラ男を好演する矢本悠馬などの好演もあるが、群像劇としての捌き方はさすがだ(尺も2時間以内でまとめたし!)。基本いい人しか登場しないこともあり、『愛がなんだ』に比べ、インパクトに欠け、時折TVドラマ感もあったりするが、観た後に何かしらの幸福感が訪れるのは間違いない。

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くれい響

くれい響

略歴: 1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況: 『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「CREA WEB」にて萩原利久、「TV LIFE」にて前田敦子、山田孝之&森田望智、「T.」にて吉野北人など、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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