子供だましとナメてたら意外に感動!

2014年5月24日 ミルクマン斉藤 ミスターGO! ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ミスターGO!

なんという馬鹿げた発想だ、と腰が引けるのは最初のうちだけ。『ミラクル7号』の少年役から見事に可愛く成長したシュー・チャオの凛々しさ(すぐに映画から消えるおじいちゃん役はポン・ジュノ映画常連ピョン・ヒボン!)と、終始出ずっぱりのCGゴリラの出来の良さ(ここまで出来りゃあ『マイティ・ジョー』レベルだ)に本気の作りを感じる。子供騙しな虚構にも関わらず、球団経営陣の打算や駆け引きはやたらシビアだし(デフォルメの度は強いとはいえ中日オーナー役のオダジョーも)、借金取りとやさぐれゴリラとのシンパシーにもグッとくるし、何より大スタジアムを縦横無尽に俯瞰するダイナミックなキャメラワークが野球映画のお手本的だ。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

近況:

ミルクマン斉藤さんの最近の映画短評

もっと見る

[PR]