まるでTVシリーズ後のような「劇場版」感

2020年11月10日 くれい響 ドクター・デスの遺産-BLACK FILE- ★★★★★ ★★★★★

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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-

入口こそ、アル・パチーノも演じた“ドクター・デス”ことジャック・ケヴォーキアンをモデルにした社会派サスペンスだが、気づけば刑事バディものになってる、まさに良くも悪くも、日テレ&ワーナー映画のお手本ともいえる一作。まるでTVシリーズを1クール放送した後のような綾野剛と北川景子登場シーンでの“おなじみ感”に驚かされるばかりだが、その後も「なにもそこまで……」と思わせる2人のトゥーマッチな芝居やあざとい演出など、「劇場版」感がハンパない! ドクター・デスを演じている未発表のキャストも、そこまでのサプライズはないものの、そこそこ面白いことになっているため、とにかく観やすい。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三国志』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「TV LIFE」にて伊原六花さん、「CREA WEB」にて伊藤沙莉さん、鈴木仁さんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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