稲垣吾郎と手塚作品との相性抜群!

2020年11月17日 くれい響 ばるぼら ★★★★★ ★★★★★

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ばるぼら

オトナ向け手塚治虫原作の映画化だが、そこは手塚眞監督渾身の一作。同じ「ビッグコミック」連載ながら、ヤバい描写を避けた『MW』の惨状にはなっておらず、原作ファンもご安心あれ! もっと露骨なホラー描写に走ってほしかった感もあるが、クリストファー・ドイルが捉えるアヤしげな新宿の街並みに、橋本一子のガチすぎるジャズが醸し出すムーディーな雰囲気は、今の日本映画に観られないインパクト。スクリーンから色気が薫り立つファムファタール、いや“堕落天使”な二階堂ふみに対し、ハードボイルドな稲垣吾郎は、やはり手塚作品との相性抜群。七色いんこ、美倉洋介ときたら、次はブラック・ジャックしかない!

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三国志』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「TV LIFE」にて伊原六花さん、「CREA WEB」にて伊藤沙莉さん、鈴木仁さんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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