エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド:ライヴ・アット・マディソン・スクエア・ガーデン2008 (2009):映画短評
極めて贅沢な時間
いや~、たまらん。連続上映企画〈クラプトン・フェスティバル〉の第1弾で、以前90分の尺で公開されたものだが、今回は演奏の息遣いを余すことなく刻む140分だ。クラプトンとウィンウッド、かつてブラインド・フェイスで短い奇跡を分かち合った両雄の共演。ウィリー・ウィークスの深いベースが土台をつくり、ステージで二人の音が呼吸する。我々は“超特等席”に座り、ロック史の縦糸と横糸が編み直される瞬間を目撃する。
5人編成のシンプルなバンドセットによる極上の音空間。名盤『スーパー・ジャイアンツ』の曲はもちろん、ジミヘンや「コカイン」まで。伝説の残響が円熟の対話として蘇る時間は、音楽そのものの成熟を聴く体験だ。
この短評にはネタバレを含んでいます



















