原爆資料館 語り継ぐものたち (2025):映画短評
広島・長崎の方たちの「悔しさ」を共有す
地元局の矜持と使命、内なる怒りを感じる力作だ。発端は`23年のG7広島サミット。各国首脳が資料館を訪問したものの、実際は数十点見ただけの形式的なものだったという。被爆国の使命を疎かにする政府への義憤。何より短時間で回れる場所ではないことを知らしめるべく、アーカイブ映像を駆使しながら歴代館長のインタビューで資料館の軌跡と受け継がれてきた精神を伝える。自らの手で被曝資料を収集した長岡省吾初代館長を皮切りに、揺るぎない信念で責務を果たそうとする彼らの、なんと尊いことか。だからこそ余計に世界との温度差が身に染みる。広島・長崎の人たちが長年抱えている悔しさを改めて知るに違いない。
この短評にはネタバレを含んでいます















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