NO (2012)：作品情報

見どころ

第85回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートを筆頭に各国映画賞で高い評価を得た、実話ベースの社会派ドラマ。1988年のチリを舞台に、軍事独裁政権を敷くアウグスト・ピノチェト将軍の信任延長を拒否する反対派陣営に雇われた広告マンの姿を見つめる。監督は『グロリアの青春』などの新鋭、パブロ・ラライン。主演を務める『天国の口、終りの楽園。』などのガエル・ガルシア・ベルナルを筆頭に、ラテン系の実力派俳優たちが結集する。事実は小説よりも奇なりを地でゆく展開に加え、ビンテージカメラを用いた独特の映像も見もの。

あらすじ

長らく軍事独裁を強いてきたアウグスト・ピノチェト政権の信任継続延長を問う国民投票が迫る、1988年のチリ。広告マンのレネ・サアベドラ（ガエル・ガルシア・ベルナル）は、反独裁政権を掲げる信任継続反対派の中心人物である友人ウルティア（ルイス・ニェッコ）から仕事を依頼される。それは、政権支持派と反対派双方に許されている、1日15分のテレビ放送を用いたPRに関して協力してほしいというものだった。レネの作るCMは徐々に国民の心をつかんでいくが、強大な力を持つ賛成派陣営の妨害に悩まされる。

映画短評

ミルクマン斉藤 ★★★★★ ★★★★★

けっこう辛辣なモノの見方がいい。

なかざわひでゆき ★★★★★ ★★★★★

政治は誰のためにあるのか肝に銘じましょう

関連記事

不道徳で刺激的…パブロ・ラライン新作『エマ、愛の罠』10月日本公開

リメイク版『スカーフェイス』主演俳優が降板

2019年　第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門21作品紹介

第76回ベネチア国際映画祭

すべて見る »

キャスト

• ガエル・ガルシア・ベルナル
• アルフレド・カストロ
• アントニア・セヘルス
• ルイス・グネッコ
• マルシアル・タグレ
• ネストル・カンティジャーナ
• ハイメ・バデル
• パスカル・モンテーロ

スタッフ

監督

• パブロ・ラライン

プロデューサー

• フアン・デ・ディオス・ラライン
• ダニエル・ドレイフュス

エグセクティブプロデューサー

• ジェフ・スコール
• ジョナサン・キング

アソシエイトプロデューサー

• ニヴ・フィクマン

脚本

• ペドロ・ペイラノ

オリジナル戯曲

• アントニオ・スカルメータ

撮影

• セルヒオ・アームストロング

美術

• エステファニア・ラライン

ラインプロデューサー

• エデュアルド・カストロ

録音

• ミゲル・オルマザバル

ポストプロダクションプロデューサー

• クリスティアン・エチェベリア

ファブラスタッフ

• マリアンヌ・アルタール
• フアン・イグナシオ・コレア
• アンドレア・カラスコ
• ソフィア・スベルカソー

映画詳細データ

英題

No

製作国

チリ／アメリカ／メキシコ

日本語字幕

太田直子

配給

• マジックアワー

後援

• チリ大使館

技術

カラー／スタンダード／5.1ch

(ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)

リンク

公式サイト