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手紙と線路と小さな奇跡 (2021):映画短評

手紙と線路と小さな奇跡 (2021)

2022年4月29日公開 117分

手紙と線路と小さな奇跡
(C) 2021 LOTTE ENTERTAINMENT & BLOSSOM PICTURES CO., LTD. All Rights Reserved.
なかざわひでゆき

ベタだけど思いっきり泣ける感動ドラマ

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 韓国で初めて出来た私設鉄道駅の誕生秘話とのことだが、恐らくかなり脚色されているのだろう。時は1980年代後半。周囲に道路も駅もなく、線路を歩いて隣町まで行かなくてはいけない田舎。天才数学少年の高校生ジュンギョンは、ある理由から最寄りの鉄道駅を作ろうと奔走する。ファンタジー要素を含んだストーリーは、それはもうベタすぎるくらいにベタなのだが、ユーモアとシリアスと感動のバランス配分がなんとも絶妙で、これでもかと観客の涙腺を刺激しまくる。特にイ・ソンミン演じる不愛想で不器用なお父さんが最高!クライマックスの「ラ・ブーム」ネタにもキュンとさせられる。思いっきり泣けます。

この短評にはネタバレを含んでいます
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