アメリアの息子たち (2024):映画短評
不気味にして異様! 異国スリラーの新たな怪作
監督はさまざまなホラー映画から影響を受けたと語るが、もっとも腑に落ちたのはアリ・アスターの諸作。『ヘレディタリー/継承』の家系の不気味さと、『ミッドサマー』の性的信仰の異様さがミックスされていた。
劇的というべき母子の再会。しかし、どういうわけか、母は不自然なほどの整形顔だった。そこから不穏な空気が増していき、背後の“何か”が浮き彫りになる。スリラーとしてはもちろん、ミステリーとしても見応えアリ。
事件に遭遇する女性の視点に重きを置いた点も、先述のアスター作品に共通する。異国の森の中の一軒家という、簡単には脱出できない舞台設定も絶妙!
この短評にはネタバレを含んでいます




















