KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ (2025):映画短評
ストレートに女子を勇気づける今年を代表する一本
すでに世界中で大ヒットを記録し、劇中歌もメガヒットとなっている本作。日本でも徐々に火がついてきた模様。K-POPのトップクリエイターを起用してド派手なヒット曲を送り出す一方で、ストーリーや設定に伝統的な韓国文化が色濃く投影されているのは、ソウル出身で韓国系カナダ人の女性監督、マギー・カンによるもの。たしかに韓国での悪魔祓いは巫女の役割だった。同時に日本のアニメの影響も感じられるのが面白い(『美少女戦士セーラームーン』にも巫女がいる)。何よりも歌とダンスと戦いで、出自や家族や恋愛の悩みを持つ女子たちを勇気づけているのが世界的な人気の理由だろう。2025年を代表する一作なのは間違いない。
この短評にはネタバレを含んでいます



















