アイ・ワズ・ア・ストレンジャー (2024):映画短評
伝わってくるのは「人の命は大切」という当たり前のこと
難民を描いた映画は、いつも胸が押しつぶされる。シリアの内戦により難民になった人々と、それに携わる人々を、いくつもの視線で描く。それぞれの立場と思惑があるが、伝わってくるのは「人の命は大切」という当たり前のことであり、人命を軽視する人間や組織は軽蔑に値するということ。難民を生む政治はもちろん、難民を受け入れない政治も看過できない。本作はトランプ政権の移民排斥にも強く「NO」を突きつけている。ドキュメントタッチだが、実はストーリーテリングも巧み。少年や少女たちの眼差しもいい。エンジェル・スタジオは陰謀論を映画化した『サウンド・オブ・フリーダム』の製作会社だが、本作は陰謀論とは無関係。
この短評にはネタバレを含んでいます






















