ファーストボイス:映画短評
ライター2人の平均評価: 4
綾瀬はるかのヒーロー感が痛快
実際にあった日本初のハラスメント裁判を基にしたものというセンシティブなテーマの映画ではあるものの、そこは社会派なテーマをエンターテインメントに着地させることが巧い前田哲監督ということで終始安心して楽しむことが出来ました。そして、やはりというべきか主演の綾瀬はるかが実に頼もしくかっこよい。終盤法廷にボディコン姿でさっそうと現れるさまは心の中で喝采を送ってしまった。もう一人の主役とも言うべきファーストサマーウィカも俳優としてどんどん頼もしくなってきました。考えさせられる部分と痛快な部分のバランスが非常に良い逸品でした。
綾瀬はるかが見事にハマったリーガル・エンタメ
「日本初のハラスメント裁判がモデル」というと、ちょっと身構えてしまいそうだが、時代背景がバブル全盛期の1989年だけに、どこかパワフルで景気良く、前田哲監督のザ・平成なベタ演出も気にならない。しかも、今年3本目の主演作となる綾瀬はるかが演じるヒロインに関しては、「飛び出せ!青春」の名ゼリフ「レッツ・ビギン」が口癖であるように、ひたすらポジティブ。それゆえ空回り具合も、本人のキャラとシンクロし、面白いように物語を引っ張っていく。訴訟相手だけでなく、女性支援団体とのバトルなど、笑いとシリアスの緩急の巧さも光り、万人受けするリーガル・エンタメに仕上がっている。





















