スターヴ・エイカー 召喚 (2023):映画短評
ヨークシャーの荒野で風が叫ぶ
ヨークシャーの枯野を、乾いた冷たい風がどこまでも吹いていく。人里離れた一軒家に引っ越してきた一家の幼い息子が、夜、何者かが吹く口笛の音を聞く。タイトルのStave Acre とは「飢えた土地」のこと。この世界観が好きな人ならきっと気にいるはず。見た目に派手な怪異は起きず、地味に、静かに、起こるはずのないことが起きていく。
出演陣も贅沢で、一家の夫婦を演じるのが、ドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」のガラドリエル役モーフィッド・クラークと、ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のデイモン・ターガリエン役マット・スミス。物語の底に流れる、2人の微妙な関係、心理の傾きも静かな恐怖を呼ぶ。
この短評にはネタバレを含んでいます





















