コリジョン (2026):映画短評
興味深い構成ではあるが、その狙いは?
銀行強盗をした4人組が逃走する途中、車が大きな事故に遭う。その後の展開を4パターンで描いていくという構成。ひとつのバージョンが完結すると、また事故のシーンに戻り、別のメンバーが犠牲になったパターンが語られていくのだ。それぞれは面白いのだが、このやり方を選んだ目的は?「羅生門」のように「同じ話も語る人によって違う」というわけではなく(バージョンにより、死ぬ人も、登場人物のモチベーションも異なる)、最後にすべてがつながるということもない。まるでどれがいいか決められなかったから全部やってみた、とでもいうような感じなのだ。結果、緊張感のあるスリラーながら、満足感は得られなかった。
この短評にはネタバレを含んでいます



















