沢尻さんは、頑張ってもぶさいくにはならない……巨匠が語る罪と罰

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シブい! 生野慈朗監督

 「3年B組金八先生」「男女七人夏物語」「Beautiful Life」などテレビドラマ界で数々のヒット作を世に送り出した演出家・生野慈朗東野圭吾原作の「手紙」を映画化した。

  山田孝之玉山鉄二沢尻エリカといういま、もっともホットな俳優陣をリアルな演技で演出し、感動のドラマを作り上げた生野慈朗監督に話を聞いた。

『手紙』は犯罪者とその家族の苦悩と日常を、刑務所から届く兄(玉山鉄二)の手紙を軸に展開する人間ドラマ。けして大げさな演出はなく、兄弟の淡々とした日常を描くが、それが妙に痛々しい。生野はその"日常"をしっかりと描くことを意識したという。

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 「罪を犯した人、そしてその家族にも、まぎれもない日常がある。ことさらドラマチックに描くということよりも、日常の積み重ねが観る人の心を動かせたらいいと思った」その演出が物語終盤に効いてくるのはやはり熟練のなせる技だ。

 「もちろん、犯罪にかかわる人間で一番深く考えられなければいけないのは被害者の方とその家族であるけども、罪を犯した人もとりあえずは生きていかなければいけない。そしてその人には家族もいる」そう語る生野監督はこのデリケートな題材にかなり気を遣ったようだ。そして、「罪と罰はいくら考えても結論は出ない。罪は償いながらも生きて、その重さを背負うことなのではないでしょうか」と語ったあと「ちょっと今の神父さんみたいでしたね」とわれに返っていた。

 また、本作で地味目の女性を演じる沢尻エリカについて「原作での沢尻さんの役はもっと野暮ったくて、不細工なはずなんです。それが都会に出てあか抜け、主人公との愛を貫くことで美しくなっていく。なのに、沢尻さんは最初からどうやったってきれい。メイクを薄くしたりとかめがねかけたり、髪を束ねたりいろいろやったんですが、逆にどんどんかわいくなってしまって……大失敗です(笑)」と思わぬ誤算があったことを明かした。

 「でも、そんなみた目というより、彼女の空間や時代を意識して構築していった演技はすばらしい。それができているというのは、沢尻さんの女優としての力を感じました」と沢尻の女優としての力量を高く評価していた。

『手紙』は11月3日(金・祝)サロンパスルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にて公開
オフィシャルサイト
tegami-movie.jp

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