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北野監督、「映画で事務所は大赤字!モナで完全に終わった!!」と毒舌の嵐!

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コンペティション部門で無冠は本当に残念!
コンペティション部門で無冠は本当に残念!

 11日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『アキレスと亀』の完成披露試写会が開催され、主演と監督を務める北野武樋口可南子麻生久美子、そして柳ユーレイから改名した柳憂怜が舞台あいさつを行った。

映画『アキレスと亀』写真ギャラリー

 売れない画家とその妻の夫婦愛を描いた『アキレスと亀』で、若い時代の妻を演じた麻生は10年以上前から北野作品に出演したかったそうで「お話をいただいたときは感動で言葉にならなかった」と長年の夢がかなったことに、今も驚きとうれしさを隠せない様子。麻生自身も昨年末に入籍を発表しているが今回、どんな苦境にも負けない夫婦のきずなを演じてみて「お互いがいないと成立しない関係性にあこがれる」と振り返り、「改めて夫婦関係について考えてみた」と幸せそうな笑顔を見せていた。

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 一方、ヴェネチア帰りの北野監督はこの日も毒舌の嵐! この数年で手掛けた監督作映画『TAKESHIS’』『監督・ばんざい!』が共に大赤字で事務所の経営を圧迫しているとぐちをこぼし、「(山本)モナで完全に終わった!!」と所属タレントの不倫騒動に頭を悩ませていると切実にコメント。先日閉幕したヴェネチア国際映画祭では『アキレスと亀』が「パストーネ・ビアンコ賞2008(白い杖賞)」を受賞したが、「白い杖って、オイラにリタイアしろってことかと思ったよ」と語り、前評判の高さにもかかわらずコンペティション部門で無冠に終わったことに悔しさをにじませていた。

 『アキレスと亀』は売れない画家(北野)とその妻(樋口)が寄り添いながら、創作活動にのめり込んでいく姿を描いたヒューマンドラマ。現在開催中のトロント国際映画祭にも出品されている。

映画『アキレスと亀』は9月20日よりテアトル新宿ほかにて全国公開

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