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スリラー初挑戦の柳楽「観る人を迷わせたい」、『戦慄迷宮3D』クランクアップ

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3D映画にすっかりハマった様子の柳楽優弥(左)と勝地涼
3D映画にすっかりハマった様子の柳楽優弥(左)と勝地涼

 俳優、柳楽優弥主演、清水崇監督による邦画初の長編3D映画『戦慄迷宮3D』が19日、クランクアップした。

 富士急ハイランドの人気アトラクション「戦慄迷宮」の実写映画化で、10年前に行方不明になった少女が大人になり帰ってきた謎を探るため、事件の舞台となったお化け屋敷を訪れた主人公の賢(柳楽)とその仲間たちが、体験する恐怖を描くスリラー。柳楽のほか前田愛勝地涼蓮佛美沙子松尾スズキらが出演している。5月31日から富士急の「戦慄迷宮」を貸し切るなどして、撮影が行われていた。

 撮影中、取材に応じた柳楽は、本作への出演を決めた理由について「3Dに惹(ひ)かれました。やる前はアニメっぽくなってしまったら嫌だなと心配したけど、ストーリーがしっかりしているので、今はこの作品に出演することができて良かった」とチャレンジ精神をうかがわせた。

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 昨年8月末の薬物騒動後、5月に行われた主演映画『すべては海になる』(来春公開)の撮影を経て、本作の撮影に参加。「今までにない現場で、すっごい楽しい。仕事を断っていたから、していない時間も長かったけど、仕事をするとやっぱり現場はいいなと思います」と充実した笑顔。

 撮影前には、本作の谷島正之プロデューサーの勧めで映画『ローズマリーの赤ちゃん』(1969年日本公開、ロマン・ポランスキー監督)を鑑賞。「主人公の女性の妄想なのか現実なのかわからないようなストーリーで面白かった。今回、(劇中で演じる)賢の妄想か現実かと、観る人を迷わせられたら面白い。監督とチョコチョコ話し合っています」と生き生きとした表情で語った。

 一方、賢の友人を演じる勝地は「清水さんと仕事がしてみたかった。ホラーは苦手で最初は目がテンテンになりうまくできるか心配でしたが、霊的なものではなく人間の感情が描かれ、人に驚く作品で、ホラーというよりスリラー」と興味深げに話していた。

映画『戦慄迷宮3D』は10月より全国公開

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