アカデミー賞受賞作品にも多い、上映時間の長い映画がヒットする理由とは?

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映画『セントアンナの奇跡』より - (C) 2008(Buffalo Soldiers and On My Own Produzione Cinematografiche)- All Rights Reserved.

 映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや、映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のように、上映時間が長い映画がヒットする理由は一体どこにあるのだろうか。

映画『セントアンナの奇跡』写真ギャラリー

 2時間を超える上映時間と聞くと、その拘束時間の長さに観賞を躊躇(ちゅうちょ)する場合もあるが、今年で81回目を迎えたアカデミー賞の中で、2時間を超える作品賞受賞作は何と50作以上あり、その中で一番長い作品は、約3時間半の映画『風と共に去りぬ』。スカーレット・オハラの波欄(はらん)万丈な人生を描いたドラマで、アカデミー賞10部門受賞の不朽の名作だ。

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 数ある映画ジャンルの中で、2時間超えの作品が多いのは、登場人物それぞれの物語が展開する群像劇や、何世代にもわたるスケールの大きな人間ドラマだ。長い時間を使って語られる人間ドラマほど真に迫り、見ごたえと充実した時間を与えてくれるものはない。それが良質な作品ならなおさらだ。

 スパイク・リー監督最新作映画『セントアンナの奇跡』も、そんな映画の一本に数えられる。史実をベースに、一人のイタリア人少年と黒人部隊バッファロー・ソルジャーの交流を軸に展開する本作の上映時間は2時間43分。現代のニューヨークと第二次世界大戦下のイタリアという2つの時代と2つの大陸のストーリーを織り交ぜ、社会派監督ならではの視点で、人種差別や、実際に行われた大虐殺などが描かれていく。

 時にはファンタジーを織り交ぜながら、人間の姿を丁寧にじっくりと描いた本作は、これまでの戦争映画とは一線を画する壮大なドラマとなっている。良質な作品を観たいという観客の欲求を満たすのにぴったりな作品が、また一つ増えたといえるだろう。

映画『セントアンナの奇跡』は7月25日よりTOHOシネマズ シャンテ、テアトルタイムズスクエアほかにて全国公開

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