北野武、嫌いな役者、二度と使わない役者を監督としてホンネで明かす

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北野武監督、映画監督としての本音を語る

 21日、国際映画祭「第10回東京フィルメックス」が開幕し、明治大学アカデミーホールで行われた記念シンポジウムに、映画監督の北野武が登壇し、北野映画について語った。

 北野監督は20年前、『その男、凶暴につき』で監督デビューし、これまでに14作品を撮り続けてきた。この日はいきなり、「テレビなら誰がなんといっても自分を通すんだけど、映画だと妥協しちゃうんだよね」と意外な発言が飛び出した。その理由は「観る人にとってテレビは無料だけど、映画はお金がかかるから、自分の独りよがりを押し付けるわけにはいかない」ため。「なんで全部の映画が1,800円の均一料金なのかと思うね。おれの映画は700円くらいだから」と自虐的に語る北野。そんな中でも、北野にとって一番思い入れの深い作品は『ソナチネ』だという。「自分の最後の作品にしようと思って、好きなもん撮ってやろうって作った作品。沖縄にロケに行って、画もきれいにできたと思ったんだけど、評判悪くてね。早々に打ち切りになっちゃった」と映画づくりの難しさを語りつつ、「おれはせっかちで、作品の中にいろんなものを詰め込んじゃうタイプ。そのネタあかしをしないから、観た人にはわかってもらえないことが多い。でもバカは観なくていいと思ってるから」とお約束の毒舌も忘れなかった。

 キャスティングについては、「そんなこだわりはないね」と言いつつ、「現場で『監督、こう撮った方がいいんでは』なんて言うやつは二度と使わない。あと、撮影中に、周りのスタッフと笑いながら話しているやつは嫌いだねえ。編集の段階で切っちゃった役者も大勢いる。出来上がった作品観て、自分が出てなくてムッとして帰って行ったヤツもいたな」と厳しい監督の顔を見せた。

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 これまで、監督と主演を同時にこなしてきた北野だが、「この形はきつい。スタミナ的にも監督・主演はあと何本かだろうね。(監督は辞めて)、役者として映画に出て、失敗したら監督のせいにする方が楽」と今後について微妙な発言を残した北野。さらに、「最終的には、森繁(久弥)さんみたいにただ置いとけばいいような存在になりたいね」と、冗談とも本気ともわからないたけし節で締めくくった。

 「東京フィルメックス」はアジアを中心に世界から独創的な作品を集め、コンペティション部門では新進作家を紹介し、バックアップ。また最先端をいく注目作や海外の国際映画祭をにぎわせた話題作をどこよりも先駆けて上映する。

 「東京フィルメックス」は29日まで有楽町朝日ホールほかにて開催中

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