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10代の妊娠は大変!『アメリカン・ビューティー』のアネット・ベニングが新作映画について語る!

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アネット・ベニング
アネット・ベニング - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『アメリカン・ビューティー』や『華麗なる恋の舞台で』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたアネット・ベニングが、Tribeca Film Festival(トライベッカ映画祭)に出展している新作映画『マザー・アンド・チャイルド/Mother and Child』(原題)について語ってくれた。本作は、35年前、14歳の時に生んだ娘を里子に出した50代の母親(アネット・ベニング)と、その母親の顔さえ見たことない娘(ナオミ・ワッツ)、そして養子縁組を求める黒人女性(ケリー・ワシントン)の3人の女性を中心に描いたアンサンブルドラマ。監督は映画『パッセンジャーズ』や『美しい人』のロドリゴ・ガルシアだ。

 彼女は、映画『マザー・アンド・チャイルド/Mother and Child』(原題)に出演を決めた理由について、ロドリゴの演出のもとで仕事がしたかったというほかに、キャラクターにリアリティーを感じたからだと語った。「それは、よく隣人や知り合いと話しているときに、この人は何か秘め事や話せない悩み事を持っていると感じることがあるでしょ。そういった内に秘めたものを、この3人の女性キャラクターはそれぞれ持っているから人間味を感じたの。最後に、養子縁組ね。人々を深く考えさせる題材だから、すごく興味を持ったわ」と話し、本作に描かれる複雑な人間模様に引かれたようだ。

 14歳で子どもを生んだ女性を演じたアネット。ティーンエイジャーの妊娠について、「子どものころから知り合いの、きれいで魅力的な女の子がいたの。わたしが高校生の時に、その子がときどき教室を出て行ってしまうようになったのよ。つわりだったんでしょうね。それが続いたと思ったら、ある日突然学校に来なくなってしまったのよ」と衝撃的なエピソードを明かした。アネットは、今でもその出来事が忘れられないらしい。

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 また、アネットが演じたカレンは、セラピストで患者には優しいが、自分に言い寄ってくる男性をまったく寄せ付けないキツい性格の女性でもあるが、何とそのキャラクターは、アネットが演じたからこそ生まれたのだという。「もともと、うるさくて、怒りっぽい部分は、脚本にはなかったの。それを演じながら加えていったのよ。監督のロドリゴは、わたしたち俳優に最初は自由に演技をさせてから、後で調整する演出をしていたから、このわたしの演技が成り立ったのよ」と監督の演出が俳優の演技に自由度を与えたことを語った。

 次回作は「『ザ・キッズ・アー・オール・ライト/The Kids Are All Right』(原題)で、その映画ではジュリアン・ムーアと共演しているわ!」と教えてくれたアネット。現在、夫のウォーレン・ベイティとの間に4人の子どもがいて、母親業も大変そうな彼女だが、これからも女優業にも力を入れていってほしい名女優だ。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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