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渡辺謙はすでに世界の俳優『インセプション』2週連続1位!アンジー『ソルト』は2位に! -7月26日版

全米ボックスオフィス考

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こちらは、初登場第2位の映画『ソルト』場面写真より
こちらは、初登場第2位の映画『ソルト』場面写真より

 今週の全米ボックスオフィスは、2週連続でレオナルド・ディカプリオ主演、クリストファー・ノーラン監督の映画『インセプション』が4,273万ドル(約38億4,570万円)をたたき出して首位をキープした。(1ドル90円計算)

映画『インセプション』写真ギャラリー

 『インセプション』は、今夏に公開されたほかの大作のデビュー2週目と比較しても下降率が一番低く、初登場の先週と比べてたった32パーセントのダウン。そして今年公開されたほかの映画の2週目と比べても、『インセプション』は今年1月に公開されたドウェイン・ジョンソン主演のコメディー映画『トゥース・フェアリー / Tooth Fairy』(原題)に次いで第2位という成績だ。

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 『インセプション』は、公開後10日目にしてすでに1億4,290万ドル(約128億6,100万円)という興行収入を記録しており、同作品監督のクリストファー・ノーラン過去のヒット作映画『バットマン ビギンズ』の公開後同時期と比べても、それを上回る好成績を記録している。

 そして今週の第2位は、残念ながら初登場にして公開2週目の『インセプション』に破れてしまったアンジェリーナ・ジョリー主演のアクション映画『ソルト』。3,612上映館・推定5,200スクリーンで大々的に封切られ、興行収入も3,601万ドル(約32億4,090万円)という決して悪くない成績を記録したものの、『インセプション』の持続パワーが記録的に優れていたため、惜しくもトップの座を逃してしまった。配給会社のソニー・ピクチャーズの観客調査によると、週末に『ソルト』を観に来ていたお客さんの53パーセントは女性客、59パーセントが25歳以上の観客であったという調査結果が出ている。

 第3位は、この夏、予想以上に大ヒットを記録しているアニメ映画『怪盗グルーの月泥棒 3D』で2,369万ドル(約21億3,210万円)。この作品は、降下率も公開3週目にしては非常に少ない27.8パーセントと、底力を見せつけている。アニメ業界ではルーキーのユニバーサル・ピクチャーズも、本作のおかげで早くもメジャーリーグの仲間入りというところである。

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 続いて今週の4位は、先週の第3位からワンランク・ダウンで、映画『魔法使いの弟子』。今週は965万ドル(約8億6,850万円)の興行収入だったが、先週と比べ45.2パーセントという降下率を記録しており、今週46.5パーセントの降下でトップ5圏外に消えてしまった映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』に続き落下率が高い作品となってしまった。

 そして今週の第5位は、見事先週に続いて順位をキープした映画『トイ・ストーリー3』。今回のチャートでは、892万ドル(約8億280万円)の売り上げを記録したこの作品は、落下率がたった25.7パーセントと、デビュー6週目の作品にしてはたぐいまれなスタミナを見せており、これは人気シリーズであることやキャラの愛らしさに加えてピクサー作品一番の強みであるストーリーの良さが反映された結果といえる。

 さて来週チャート入りが予想される話題作品だが、定員割れの心配がなさそうなジャンルの異なる新作3本がある。

 まず1つ目は、夏休み本番に入ってボックスオフィスでのキッズ・パワーが期待される映画『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』。ヒット映画『キャッツ&ドッグス』に続くシリーズ第2弾で、もちろん今をときめく3D作品。日ごろは仲の悪いイヌとネコが、世紀の極悪キャット(!?)の野望を阻止するために力を合わせて戦うというストーリーだ。

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 2つ目は、ザック・エフロン主演の映画『チャーリー・セント・クラウド / Charlie St. Cloud』(原題)。少女漫画よろしく、瞳にお星様が輝かんばかりのザック・エフロンどアップ・ポスターが街中で見られ、アメリカの少女たちが映画館に押しかけることは必至と思われる。

 3つ目は、コメディー大好きのアメリカでいかにもウケそうな、映画『ディナー・フォー・シュマックス / Dinner for Schmucks』(原題)。『怪盗グルーの月泥棒 3D』では声優としても才能発揮中のスティーヴ・カレル主演の爆笑コメディーだ。

 ザックの『チャーリー・セント・クラウド / Charlie St. Cloud』(原題)は、トップ5に食い込む可能性は大きいものの、客層としては少女たちにしかウケなさそうなのが弱みになりそう。その反面、『ディナー・フォー・シュマックス/ Dinner for Schmucks』(原題)は、男女を問わず大人たち一般にウケそうなことに加え、『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』は子どもたち(保護者も含め)の客足が期待できそうで、この2作品の上位争いとなる可能性が高い。果たしてどちらの作品が首位に飛び出してくるのか、注目が集まる。(文・取材: Akemi Tosto)

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